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ファンサイトとはファンサイト的な企業コンテンツ 第3回「日産 N-LINK」編

「日産 N-LINK」編

http://n-link.nissan.co.jp/

2007年11月9日 レポーター/ファンサイト研究会


ファンサイト的な企業コンテンツ 第3回「日産 N-LINK」編

GEL:

第3回目の"ファンサイト的な企業コンテンツ"は日産自動車の会員制サイト「N-Link」です。

リュウ:

サイトを見てみて印象はどうだった?

GEL:

正直、ちょっとがっかりでした。「N-link」という名前でサイトがリニューアルして、新しいコンセプトが打ち出されるのかと思っていたら、 特に新規性のあるコンテンツがないですね。

リュウ:

2002年から自動車業界のサイト分析をずっとやってきたけど、日産はwebをアドバタイジングとして考えている姿勢が色濃い会社だね。それは、ほかの自動車会社にくらべてもずっと強い。

GEL:

ここには「日産の車を買おうかなと思っている人」は来るかもしれないけど、「日産の車をもっている人」は来ないですよね。例えば、日産のスカイラインが大好きな人がいたとして、そうしたファンが集まる場所ではないです。

リュウ:

ファンサイトってこういうカタチじゃないよ。ここには人が集うという雰囲気が感じられない。一方的に情報が送られてきているだけだからね。インタラクティブっぽい装いはあるけれど、本当の意味でのインタラクティブなコンテンツはどこにも見当たらない。

ミッキー:

TIDAのブログとかもあるけど、「うーん。それで?」という感じ。写真は綺麗だし、かっこいいけど、見に来たいと思わないのはサイト施策として成功してないってことなんじゃないですか?

リュウ:

基本的な企業の姿勢だと思う。例えばHONDAのサイトと比較してみると、なんでここに菜園や、ワンコのページがあるんだって思うかもしれないけど、あったかさを感じる。HONDAがwebでなにをしようとしてるのかがはっきり見えてくる。

ミッキー:

これは車のメーカーとは思えないなぁ。古いアコードの絵もいいっすね~。

リュウ:

日産は会員制サイトにしてあっても、非会員が見ることができないコンテンツを見られるようになるだけで、会員も非会員も基本的には変わらない。その内容も企業の一方的な情報だけだよね。それにくらべるとHONDAは、webを戦略的に活用できている。

GEL:

ボクからすると、日産って、看板だったフェアレディZとかスカイラインGT-Rを生産終了にするなんていう暴挙を起こした会社なんです。それをもう一度、復活させたっていうのは、よっぽど外からの熱い声があったはず。そもそも、ファンの声を大事にしている会社だったら生産終了なんてなかったと思うんです。

ミッキー:

じゃあ、ファンサイトのような機能をwebで持った方が良いということ?

GEL:

その通りですね。

ミッキー:

「走りの日産」というキーワードを捨てたわけじゃん。いまの日産って「なんの日産」なのかがあんまり伝わってこない。

GEL:

結局、売れる車を作ったんですよ。でも、日産のファンのための車は作らなかったんじゃないかと思うんです。日産のファンってどういう車を望んでいるのかを、もう一度見るべきなんじゃないかと思います。

ミッキー:

オレにとって日産の車ってスパルタンなイメージで、ワルが乗ってる車なんですよ。なんかイメージもヨーロッパ車っぽくなっちゃって。

GEL:

それがよくないってことですか?

ミッキー:

よくないとまでは言えないけど、日産らしさがなくなっちゃった。なんかお利口さんになっちゃって。お利口さんはトヨタがやってるわけじゃん。際だってない感じがするんだよ。復活したZも、綺麗なデザインでよくまとまってるんだけど、訴求がはっきりしなくなったというか、昔持ってたカラーがなくなったような。

GEL:

ブランディングが成立している商品って、作り手の思いに買い手が反応した結果だと思うんです。だから、ZやGT-Rのイメージは日産だけが持っていたものではなく、それに共感したファンも持っていたはずなんです。そこまでファンが醸成されたときはもう、作り手の勝手な想いだけでは成立しないんじゃないでしょうか。

リュウ:

webって会社のカラーがほんとうによく出る場所だと改めて思うね。車に限っていうとメーカーと消費者のバランスが非常に悪くなっている印象がする。車というのは物作りの集大成みたいなものだから、作り手の意思がすごく出やすいものだと思う。その一方で、マーケットインということで消費者がどういう車を求めているのか強く意識しなくてはいけない。
そうはいうものの、トヨタはリーディングカンパニーとして、環境やら福祉といったものをwebからも滲み出そうとしている。マツダはマツダで、フォードの世界的な戦略のなかでスポーツカーというカテゴリーで消費者のワクワク感みたいなものを出そうとしている。ホンダは、消費者と一番近いところにいるというのを見せようとしている。
でも、日産は自分たちの車作りに対するスタンスを見失ってる感じがするよね。個々のデザインはがんばっていると思うけど、会社自体のスタンスが中途半端になっているから、机上の理論としてのブランディングという側面がやたらに目立っている。

ミッキー:

ファンサイトかと思って見たけど、ファンサイトじゃなかったってことで。

GEL:

☆は0ですね。

「星0」
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