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ファンサイトとは社長対談 第6回・日刊工業新聞社 出版局書籍編集部 副部長 鈴木 徹氏

日刊工業新聞社 出版局書籍編集部 副部長 鈴木 徹氏 × ファンサイト(有) 代表取締役 川村 隆一


社長対談 第6回・日刊工業新聞社 出版局書籍編集部 副部長 鈴木 徹氏

「クチコミ」研究のきっかけ

川村:

鈴木さんとは、僕が2006年日刊工業新聞社から上梓した「企業ファンサイト入門」執筆からのお付き合いですね。今日は、宜しくお願いします。
早速ですが鈴木さんが感じているウェブと紙の違いというか、その特性、本とウェブのコダワリや差異など、編集のプロとしてのご意見をお聞きかせください。

鈴木:

まず紙は「触れる」ことができるということですね。「文字に触っている」という感覚をとても大事にしています。読者は本と一人で向き合うわけですから、紙に触っているだけで著者の方に近づいている感じがするものだと思います。

川村:

「企業ファンサイト入門」執筆中に、鈴木さんから「見開きページごとに作品だと思って作ってください」といわれたのが非常に印象に残っています。私もグラフィックの世界で生きてきたのでその手作り感がとても理解できました。

鈴木:

本は生まれたときから読んでいますよね。だから読者は本に対してのこだわりを強く持っているんです。書籍に対する読者の感覚が出来上がっているので受け入れられやすく親和性が高い反面、厳しい部分でもありますね。そこはバランスだと思います。
また、私が作っている技術書などは作り手として2〜3ページで何を書こうとしているか分かるように作らなければならない。そうした意味で、ファンサイトのサイトも、ネットの特性を活かした技術的なものに頼っていない点が共感を覚えます。

川村:

あえて技術力を見せる必要はないと思っています。技術よりコンテンツの勝負だと思っているんです。

鈴木:

これからはネットも出版と同様に、読者に分り易く導く姿勢が必要だと思っています。ところが、一般的にウェブサイトは読者を置き去りにしているケースが多いように感じますが、ファンサイトはあえてアナログな表現で分り易さを追求しているところに美学を感じます。

川村:

お褒めいただきありがとうございます。
いま、思い出したのですが、執筆中、鈴木さんからのアドバイスで「世の中には作者と読者の二者がいて、作者になる人には使命があるのだ」という言葉が、執筆していて苦しいときに心のよりどころになりました。(笑)
いま僕のテーマは、世の中に「ファンサイト」とは何かというメッセージを理解してもらうために試行錯誤しているわけです。

鈴木:

現状、ウェブは個人でもそれなりに作れてしまうところがフォーカスされすぎていると思います。本もまた、3歳の子でも作れてしまう。だからこそ、プロとアマの違いは、その使命感や思いが大きく出ますよね。

川村:

僕は「ファンサイト」の考えをここしばらく掘りさげていきたいと思っているのですが、鈴木さんはウェブに関して今後どのような本が出てくると予想しているかお聞かせてください。

鈴木:

ウェブはシステム、コンテンツ、企画など全ての要素を全て語る風潮があったと思います。強いていえば無理に一つに定義づけようとしているような。
ファンサイトの場合「人を集める」という目的に準じてサイトを作っていくのが目標ですよね。今後はそのように目的が分化され、その目的に応じた本が出て行くと思います。アートはアート、集客は集客というようにね。

川村:

より、専門性が特化されていくわけですね。

鈴木:

今までのウェブサイトの評価基準が変化する可能性が充分あると思いますね。
話は違いますが、最近、会議などの議事録を取らない会社が多く、結論だけを出してプロセスを大事にしない風潮がありますね。考えてみると、本を編集することとは、ある1つの事象の経緯をまとめる作業です。
それが昨今非常に軽視される風潮あって、それは本としては「最悪」ですよね。結論だけ見ても何も面白くない。

川村:

ウェブも「ウェブ標準準拠」というストーリーで結論をつけることが増えています。標準準拠だから、すぐに人の差し替えが可能だというような。

鈴木:

情報公開の意味が誤解されていて、結果の公開だけですが、人々が本当に求めているのは「経過」の公開なのだと思うのです。ところが今のウェブによる情報公開はデータの集積結果なのですね。経過を報告すればそれは本当に参考になるものだと思うのですが。
それは分かる人にしかわからないし、偏ったものになってしまいますね。

川村:

今弊社で行っている「リサーチラボ」ですが、仮説を立て、実施したのですが予想以上に面白いですね。 少し、大袈裟に言えば、ウェブ版「暮らしの手帖」を目指したものなのです。
この仕組みは「定量」ではなく「定性」のリサーチです。これもまた結果でなく経過を楽しむコンテンツだと思っています。

鈴木:

経過〜プロセスとそして冒頭で出た「理念」ですね。何を伝えたいか。そこさえしっかりしていればウェブは非常に可能性のあるツールだと思います。

川村:

最後になりますが、鈴木さんから「ファンサイト」へのメッセージをお聞かせ下さい。

鈴木:

ウェブには、出版ではできないことができます。たとえば、読者の中にある感覚や意見をフィードバックできる良さがある。調査もできるし、その経過を表現することもできる。しかし、読者の意見が分りすぎるぶん、残酷な部分があるといえますね。
それに対して、本を作る我々は読者のダイレクトな意見を集約するのは難しい。だからこそ編集者として想像力の中で満足感を得ることができる利点がありますね。

川村:

今日は非常に面白いお話をお伺いできました。ありがとうございました。

鈴木:

ありがとうございました。

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