第985号『カンブリア宮殿』

『日経スペシャル カンブリア宮殿 ~村上龍の経済トークライブ~』は、テレビ東京系列局などの地上波テレビ局、日経CNBCで放送されているトーク・情報・ドキュメンタリー番組である。

今週(16日木曜日23時06分から)この『カンブリア宮殿』にて、弊社の得意先である岩塚製菓様が取り上げられることになった。この放送日にあわせ、今回の「ファンサイト通信985号」は1日前倒しでの配信。さて、この番組ホームページには、そのタイトルとリード文が記載されてる。

「究極のせんべい作りに挑む 新潟発執念のモノづくり」
ー日本の伝統菓子せんべいに異変が。ここ最近、物価高騰の影響で米菓業界ではコスト削減の動きが著しく、原材料も輸入米の比率が高くなっている。そんな中、国産米100%にこだわり続ける米菓メーカーがある。「愚直に真面目に」をコツコツと続け、長年の固定ファンの心を掴んできた新潟の岩塚製菓だ。近年「米菓離れ」が叫ばれる中、日本の伝統菓子・米菓を守るため日々研究をし、客を喜ばせるために邁進し続けるお煎餅集団のこだわりの戦略に迫る!ー

弊社は数年前から、お子様用お煎餅のファンが集うサイト『おこせん』と、お煎餅ファンが集うサイト『大人のぽりぽりクラブ』の2つのファンサイト。そして、岩塚製菓の品質・クオリティを発信していく『Iwatsuka Quality(岩塚クオリティ)』の運用に携わっている。担当部署の方々との打ち合わせでは、毎回丁々発止の活発な意見が交わされ、その議論をベースに数々のコンテンツが生まれている。

例えば、そのコンテンツの1つ。
「お父さん、お母さんの育休復帰を応援します!」
岩塚製菓は、産前産後休業・育児休業を終えて職場に復帰されるお父さん、お母さんを応援します。職場復帰の際、もしも手土産が必要でしたら岩塚製菓の美味しい米菓を持っていきませんか? みなさんに喜ばれること請け合いの米菓を岩塚製菓からプレゼントさせていただきます。ご希望の方は下記のフォームに必要事項を明記のうえ、お申し込みください。
申し込みフォーム

モノづくりはもちろんのこと、ファンと「愚直で真面目に」向き合っている。だから、広告ではなくファンサイトを通してお客様との直接繋がる関係をコツコツと紡いでいる。「ママとパパを応援したい。では、岩塚製菓ができることはなにか?」と考え、ファンの声を聴き知恵を出し合い生まれたのが育休復帰応援。これも、ファンと直接につながっているからこそのコンテンツである。

ところで、『カンブリア宮殿』のMC、村上龍氏とは20代の一時期、少しだけ接点があった。彼がまだ『限りなく透明に近いブルー』で芥川賞を受賞する前のことだ。

僕が製作助手として、撮影所で働きはじめたころのことだ。映画はTVに押され斜陽となったものの「日活ロマンポルノ」で少し息を吹き返し、10年ぶりの学卒採用試験が行われた。そして4名採用された。入社して2,3ヶ月は比較的時間もあり、何度か新入社員4人で盃を交わすことができた。ある日、この飲み会に美術助手で入社したのW君が友人を連れてきた。武蔵野美術大学の同級生という彼こそが村上龍だった。それからちょくちょく新人4人と村上君の5人で飲んだ。とても強烈に覚えているエピソードがある。暑い日のことだ。まだクーラーなど普通にはなかった。暑い、暑いと言いながら飲んでいた。これならいっそもっと暑い中で飲もうと、誰かが言いだした。そして言葉遊びをした。もっと暑くなる言葉を順番に言い合うという他愛もないものだ。「火鉢を抱えたお相撲さん」「着ぶくれで押しくら饅頭」・・・。スッと、村上君が手を上げた。そして言い放った。「赤道直下の軍楽隊!」と。あまりに秀悦で強烈な暑いフレーズに、誰も彼の後に続くことが出来なかった。

さて、村上龍氏が、槇春夫社長にどんなインタビューをするのか楽しみだ。

▽予告編
「究極のせんべい作りに挑む 新潟発執念のモノづくり」


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