第592号『うまい醤油で食べたい』

【ごちそう醤油三品】
【ごちそう醤油三品】

ファンサイトでは、数年前から実験的な試みとして、食に特化したファン
コミュニティサイト「andparty」を自社で運営している。
これは、主にお料理の先生方(お菓子・お花・パーティ主催者なども含まれ
ているが)と、そのファンによって構成されている。

平均すると、お一人の先生で30名前後、多い方になると100名以上もの生徒
さんやファンに囲まれている。
現在、先生・マイスター登録数108。
生徒・ファンを入れるとざっと数えて、4,600名ほど。
お料理好きな仲間と、先生との信頼関係で成り立つ先生とファンの集まりで
ある。
ここでは、先生方のお教室開催はもちろんのこと、レシピの発表、メディア
に掲載された情報やイベント開催のお知らせなど、多面的に告知のお手伝い
をしている。

こうした活動を通して、最近では企業や地方自治体から参加マイスターの先
生方への、レシピ開発やサンプル調査などのご依頼も頂くようになった。

また、昨年から新たな試みとして「andprtyショップ」の活動を開始した。
これは、先生方の目線で商品を吟味・選定したものだけを扱うという趣旨の
ECサイトである。

今回、我孫子にある五味商店様とのコラボレーション企画として「ごちそう
醤油」3本セットを取り上げてみた。
この選定には、吉田三和子マイスターはじめ、澤田美奈マイスターなど複数
の方々にご参加いただいた。

マイスターの先生方にご賛同いただいた理由の1つは、五味商店様の代表、
寺谷健治氏の日本の食文化、とりわけ発酵食品に対する熱い想いに共感して
のことである。
いわゆる調味料の「さ(砂糖)し(塩)す(酢)せ(醤油)そ(味噌)」。
中でも醤油や味噌は、いまも各地でそれぞれ独自の風味を保持しながら生産さ
れている。
しかし、年々歳々生産者数が減少し本来の醤油が残らなくなるのではとの危機
感もある。

でも、こうした事態に本気で付き合い、憂慮し、関わる仲間やファンがいれば
違った風景が見えてくるのではないか。

なにも、地方に根ざした伝統的な味覚をなにがなんでも残さなければといった
感傷や道徳に照らして、正しいかどうかといった話しではない。

その商品の存在そのものに価値があるのか?
さらに、自分が選ぶ理由とはなにか?

品質・旨味・価格などがビジネスとして、顧客を意識したものであることを前提
として、その上で、自分たちの生活や食の質を高めるために、なにをどう食べる
のかという覚悟と意識の問題なのだ。

お知らせ
「ごちそう醤油」の情報はこちら。
 

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