第595号『温もり』

【利久庵の箸袋と猪口】
【利久庵の箸袋と猪口】

年末年始、外食する機会が多い。
どうせなら、好きな居酒屋やレストランを利用する。
いつもの味と店の佇まいに、胃袋も心も満たされる。
至福である。

ふと、こうした居心地の良い店の共通項に思い至った。
味、佇まい、お値打ち感はもちろんである。
そして、店内で立振舞う仲居さんやホール担当の所作が大きな要因であることに気付
いた。
例えば、横浜「大ど根性ホルモン」のホール担当、輿水さん。
涼しげに一人で十数人のオーダーを受けている。
そして、待たせた気分にさせない、彼の天才的な客との対応に驚かされる。
例えば、人形町「釉月」のホール担当も毎度関心する一人である。
さらに、彼女は生ビールの注ぎ手としても名手である。
例えば、神田「三州屋」や横浜関内「利久庵」の仲居のおねいさん達。
一見、注文を聞いていない素振りでいながら、実はしっかりと応対してくれている。
注文のタイミングの妙とでもいうのか、この遣り取りもまた楽しい。

こうしてみると、居心地のよい店には、味や値段だけではない、心持ちや気分を掬い
とってくれる人と人の交流と温かさがある。
さて、今夜もその温もりをもとめて出かけるとするか。
—————–
明けましておめでとうごさいます。

今年の抱負です。

起業して14年目のファンサイトは、新たな人材と仕事を得て大きな転換期に差し掛か
っています。

個人的なことでは、今年も5月に開催される【国際トライアスロンシリーズ横浜大会】
にエントリーしました。

仕事とトラアスロン、そして信頼する多くの仲間と2015年を充実したもにすべく全力
で走りきりたいと思います。

本年も、お付き合いのほどよろしくお願いします。

ファンサイト有限会社代表 川村隆一

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です