第396回 新しい生活へ

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デンマークレポートの途中でもありますが、ちょっとご報告をさせてください。
先日、自分の地元である横浜より、相模原市の緑区というところへ引っ越しました。
京王線&JRの橋本駅、JRの相模湖駅のあいだにあるところです。

これまで、こよなく愛する横浜を離れて暮らすということをあまり想像していなかったのですから、自分でも驚いているのですが(笑)

数年前に元京大の准教授であった小出先生の講演会で、友人Yさんにご紹介していただいた「おだやか家」のS夫妻との出会いがきっかけ。

震災後に自分らの生き方を変えようと決意し、東京から同じく相模原市に引っ越しされ、自然農で農業を始められたS夫妻の生き方に共感し、彼らの農体験講座に妻と通い始めました。

夫妻は、相模湖の津久井に代々伝わる在来種の大豆で味噌を作ったり、野菜を作ったり、昔ながらのやり方でみんなで集まって餅つきをしたりと、古くから伝わる日本人の生活を体現し、それをいろんな人にシェアする生き方を模索しています。

そこに通い続けるうちに、私達も彼らにいろいろと教わりながら、共に力を併せて生きてみたいと思うようになった末の決断でした。

引っ越して約1週間。まだ段ボールも残っているような状態ですが、それでも窓から見える景色、吸い込む空気の澄んだ感じ、久しぶりの石油ストーブ、早くに終わってしまう終バスなど、街では経験できない実感を感じ始めています。

とはいえ電車で都心や横浜からは1時間ちょっと。通勤圏でもある地域ですが、少し走れば横浜の水源地でもある道志川の清流が流れ、山を超えて山梨県へと繋がるなんとも不思議なところです。

仕事もネット環境がある故にできるというところに感謝をしつつ、私と妻、S夫妻、彼らのところに集う仲間たちと力を併せ、自分らで食べるものを自分らで作るというチャレンジを、少しずつでも楽しみながらやっていこうと思います。

お近くにお越しの際はぜひ遊びに来てくださいね。

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