2011年の福島原発事故が私の目を開いてくれた、といっても過言ではありません。
しかしあの事故で雨雲に乗ってばら撒かれた膨大な放射性物質は、福島県内のみならず関東一円に拡がって土壌へ落ちました。
半分に減るのに30年かかるといわれているセシウム137などが、食品や土壌にどれくらい残っているのかを、2012年から測定し続けてきた人達がいます。
「みんなのデータサイト」は、そうした全国の市民測定所と、ボランティアの市民4,000人以上が採種した17都県3,400箇所以上の放射能測定値をデータベース化し、さらにマップを作成してその現状を報告してきました。
人類史上最悪レベルの放射能事故であるにも関わらず、本来なら国が国家事業として行うべきものですが、政府は福島県を除き空間線量(シーベルト)しか測らないため、土壌の放射線量(ベクレル)を市民が協力して測定してできあがった歴史的な資料です。
しかし目に見えず匂いもしない放射能。科学的な知識も必要で、なかなか地図を見ても分からないとの声も大きかったそうです。
そこで、そのデータをわかりやすく解説し、さらにインターネットを使わない人達にも届けたいと、このデータを書籍化するクラウドファンディングのプロジェクトが8月3日からスタートしました。
このプロジェクトを成功させるために、私はなぜか「応援隊長」に任命され、8月初旬からSNSをメインにこのプロジェクトを拡散してきました。
その結果、本日9月14日、最初の目標である250万円を、締切である9月28日まで15日を残して達成することができたのです。
これは私の力ではなく、本当に支援者のみなさんがこのデータの必要性、放射能について学びたいという意志の表れだと思っていますが、とても嬉しく、協力いただいたみなさんには感謝のことばしかありません。
しかし今回の出版のみならず、このプロジェクトの継続について発生するコストはほとんどがボランティア。
利益を生む事業ではないので、みなさんの支援に頼るしかないのが現状です。
そこで、250万の目標をさらに350万へと引き上げ、残り15日で達成できるべく再スタートを切りました。
詳細については、クラウドファンディング モーションギャラリーのプロジェクトページをご覧ください。
「みんなのデータサイト」放射能測定調査6年間の集大成 ついに書籍化!先行予約開始
放射能測定の専門家や、弁護士、アーティスト、政治家など、各界の著名人の方々も、このプロジェクトを強力に応援してくださっています。
何度もいいますが、この測定結果は、史上最悪レベルの放射能事故の歴史的なデータとなります。
世界各国の放射能研究機関や、現在各地で開催されている原発訴訟のデータとしても活用されるに足るものです。
この歴史的遺産を一人でも多くの人が活用し、現実に向き合っていくきっかけになってくれることを望んでいます。
このブログを読んでいただいているみなさんのそばにも放射能は現存します。
ぜひクラウドファンディングへのお力添えをいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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