第804号『しつけ』

【愛用の炊飯釜】

正月休みが終わり、さて通常モードへ、と思った矢先、ま
たも3連休。
連休グセが抜けず、ついだらだらしてしまう。
こうして毎年、この時期なかなか日常に戻れない。

こんな時は、自分自身をしつけ直す。

しつけ(躾・仕付けまたは仕付)とは、人間社会・集団の
規範、規律や礼儀作法など習慣に合った立ち振る舞い(規
範の内面化)ができるように、訓練すること。
『ウィキペディア』より

長いお休みが終わった後(家事仕事は、普段、妻がしっか
りとやってくれているのだが)、あえて自分から朝の家事
をやってみる。

やることは、どれもシンプルなことばかり。
まずは、いつもより1時間ほど早く起きる。
そして、身支度をすませたら掃除に取り掛かる。
最初に、床に散らばっている雑誌や書類を片付ける。
つぎに、はたきをかけ、壁に着いているホコリをきれいに
はらう。
さらに、床のゴミを掃除機で吸い取とる。

掃除が終わる頃には、身体も温まり汗ばむくらになる。
着ていたTシャツを脱ぎ洗濯機に入れ、ついでに洗濯もし
てしまう。
洗濯が終わる間に、朝ごはんの支度のため、米を研ぎ、飯
を炊く。
つぎに、600cc(2〜3杯分)の水を沸かしてアゴ出汁でだ
しをとり、冷蔵庫にある野菜を刻み、それを煮、味噌を溶
かせば味噌汁が完成する。

こうして、数日同じ作業を続けると、なんとなく日常のリ
ズムのようなものが掴めてくる。

これらの作業を通して、気がついたことがある。
掃除も洗濯も食事の支度も、最初はいやいやながらだった
のが(不思議なことに)なんだか積極的に楽しんでいる自
分がいるのだ。

僕にとって「しつけ」とは・・・。
日々の立ち振舞を自分自身が楽しくできるまで、
しつ(づ)けることであると理解した。