第8回 おもてなし

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 毎年、ゴールデンウイークとお盆にキャンプをしています。
小中学校時代の友人を中心に、かれこれ30年続けています。

 当初は三角テント生活でしたが、今では小型のおんぼろバスを手作りで改造したなんちゃってキャンピングカーに進化し、場所も河原での野宿や公営のキャンプ場から、マリーナの敷地内に変わりました。

 道具や環境が快適になるにつれ、コアメンバーが誘った知人の日帰り参加も増え、新しい出会いがある愉しさの反面、コアメンバー各自の意見の相違も増えます。

 今回は「おもてなし」の仕方について。

入れ替わりで来るビジターへのおもてなしは、呼んだ本人がすべきなのか、みんなですべきなのか。
そもそも、もてなすのではなく各自が材料を持ち寄り、調理も片づけも各自がすべき。
ゆったりのんびりしたいので、知人を誘うのはひかえた方が良い。
豪華な食材を買うのでなく、自分たちで釣った魚や採った貝などで過ごすべき。

 毎回こういった会話は、2-3泊して最終日前日の夜8時くらいに、コアメンバー4-5人が残って飲んでいるときに起こります。
 そして毎回のことですが、結論は出しませんし、もちろんルールも決めません。
 この関係を大事に想い、続けるためにはどうするかを各自が考えて、次回各自なりに行動します。
 唯一の共通項は、自分が愉しい環境を自分で創ることだけです。

 間違いなく、次回のゴールデンウイークに笑顔で会って、最終日前夜に新たなテーマで意見を交わすことでしょう。

 

 

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