今週の13日で、大地の芸術祭が終了します。
3年に1度のこのトリエンナーレは、今回で6回目を迎えたとのことです。
300を有に越す作品は、バラエティーに富み、ひとつひとつのクオリティーは言うまでもありませんが、もうひとつの素晴らしさは、それを支えるボランティアの方々にあります。
写真は「水のプール」という作品ですが、月に一度水抜きをして掃除されているそうです。
「綺麗な状態で観て欲しいから掃除するのに、決まって翌日カラスが行水しに来るんだよ。やつらも綺麗好きなんだ」
作業の手は休めずに、いろいろ教えてくださったこの方は、旅館を営んでいらっしゃるのですが、一番手間がかかるのは、掃除ではなく、最後の水張りとのことでした。
山の中なので当然水道は無く、自前のポリタンク4本で20往復して、この作品の本来の完成形に仕上げていらっしゃるのです。
また、街のいろんなところに無料休憩所があり、「今朝作った煮物も食べてきな、漬物は好き?」
と、冷たい麦茶だけでも十分ありがたいのに、お手製の料理までふるまっていただきました。
主催者側が運営しているシニアボランティア「こへび隊プラチナ」の方かと思いきや、地元の町内会が自主的に設置された休憩所だったりすることもあります。
この芸術祭を支えている方々とお話をした際に、皆さん共通して「愉しんでほしいから」とおっしゃいます。
また行きたい!またお会いしたい!またお話したい!と、新潟の芸術祭を支える地元の方のファンになりました。
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