突然私事で恐縮ですが私はほとんどテレビを見ません。
仕事柄それもどうかな、と思うのですが興味をそそられない番組やCMが多すぎて優先順位が下がった結果「見れない」のです。
もちろんテレビでなければ見れない貴重な映像はたくさんあって、中でも圧巻だったのは先日NHKで放映した地球をテーマにした番組。
アフリカで2年越しに撮影されたという、飢えたライオンの群れ30頭が若くて小さい象を襲うシーンには衝撃を受けました。
しかし今週はそれ以外ほとんどテレビを見た記憶がない。
「情報」また「機能」という点においては今や圧倒的にパソコンに軍配。
しかもパソコンの場合自分のほしい情報だけを選んで見る事ができる。
なんとなんと便利な時代なのでしょうか(浦島太郎みたいで年を感じますね、このコメント)。
また若い世代に限らず、定年を境にパソコンを始め、バーチャルコミュニティに出会い、まさに「新しい人生の生きがい」と毎日多くの新しい仲間との交流を楽しむ年配の方の投書を新聞で読みました。
今テレビは大画面での画像クオリティの高さに今その存在意義があるようですが、パソコンの機能をテレビが持ち始め、また新たな流れが来ています。
めちゃくちゃキレイな画像でなおかつ自分に役立つ情報のみを選んで提供してくれ、ほとんどの機能をキーボードを使わず画面上で操作できる。。
これはかなーり魅力的。
テレビもその存在価値、要は居場所をかけて変わってきている。
じゃあ2つの差はなんだろう。
考えたら「使われ方」なんてすごくシンプルな結論に達しました。
画面の大小でパソコンは個人、テレビは家族など複数での情報共有の為と使われ方も変わってくるということなのですね。
さらにその先にあるもの。
今はパソコンが個々の道具として深いコミュニケーションを可能にしたけど、逆にそれが家族などの目の前のつながりを個々に分断してしまい、大きな問題になっていますよね。
昔みたいに家族でテレビを見るという行為が今では珍しいと思うのです。
「チャンネル争い」なんて今や死語だし(笑)。
だからこそ、だからこそ。
家族みんなで必要な情報を選んで、大画面、きれいな画像で感動し、共有する。
結果絆が深まる。
こんなにも親、子供殺しが多いこの国で、テレビの役割、実はむちゃくちゃ大きいですね。
あ、ちなみにね。
我々の仕事、今はウェブ制作がメインだけど、実はパソコンとかテレビとか機能に振り回されないので、そのあたり心配してないんですよ。
テレビ、がんばれ。