第44回 My name is 「記号」

070202

935,000件です。何でしょうか。
まあスゴイ数であることは間違いないですね。

これは私の苗字「柳澤」でググッた件数です。

いろんな出自がこの世の中の人にあり、その中でも同じ苗字を持つ人間というのは、全く関係がないにしても何かしら頭に残るもの。

そして自分の名前には多くの人がそうだと思うけれど、それなりに思いがあります。
連日ニュースを騒がせる「柳沢」の字。
私の家は本来「澤」が正式ですが「沢」を簡易的に使うこともあるのです。

「女性は生む機械」と柳沢厚労相が発言したことで国会は騒然。
与党内でも大臣を辞任すべきだ、との声が高まっているとのこと。

どうでしょうか。
少なくとも935,000件のサイトがあるということは、少なくともそれより倍の「柳沢」または「柳澤」姓を名乗る人がいるわけです。
その中で最も有名な「柳沢」さんの感覚とは「女性は生む機械」だというわけです。

このような人が大臣に日本で一番有名な「柳沢」として上り詰めてしまうこの国の仕組み自体が全く理解できません。
しかもそれを公の場で発言できるその人自身の感覚が全く理解できません。
またそれを私と同じ「柳澤」を名乗る人であることに大きな怒りを感じています。

全く関係ない、といってしまえばそれまでですが、あまりにも頭にくるので書いてしまった。

前回のワールドカップで日本代表の「柳沢」さんはココ一番で決められず悪評を買っていましたね。
でも「ヤナーギサーワー!!」の声に「ありがとう!」とか勝手に喜ばせてくれたのも彼だし。
人からの「しっかりやってくれよ、柳沢!」の冗談にも「決められずにスンマセン・・」とかいえたんだけど。

正直書きながら「名前」などある意味人間がつけた「記号」にすぎず、そこには意味などないという思いがないわけではない。

しかし少なくとも自分がこの世の中で「柳澤」という「記号」を名乗る以上は、その「記号」をそれなりの思いと誇りをもって名乗れるような人間に私はなりたいんですよね。
別に大臣にはならなくていいから。

ま、そんな感じで「いうだけ大将」「風呂屋」だけは避けるつもりです。
記号負けしても仕方ないしね。

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