第53回「鍋島の突然・突撃・ぶらり 店 ほうもん」小石川の齋藤商店

なんか、誰やらの真似のようなタイトルになりましたが、本人が求めるものは"好奇心の具現化"です。

4月7日、久しぶりに若い学生さんの前に立ち、折込チラシなるものを語る前の空き時間、小石川地域をブラリした。

ただ1ヵ所だけ目的があり、それは小石川の猫ビルを観ることだ。

立花隆さんのオフィスビル。

まさに猫の顔が描かれたビルだ。

観終わり、学校まで牛歩でブラリする、と云うか折角だから物色しながらのブラリだ。

裏通りを歩くと八百屋さんがあった。

しかし、どこか普通の八百屋とは違う。

時間はある。店に入らない私ではない。

齋藤商店!

野菜や果物、セレクトされた全国の逸品商品がズラリと並んでいる。

私が好む店だ。

若い店主がカウンターで野菜たちのチェックをしていた。

もちろん、声をかける。

齋藤商店 三代目店主 齋藤利晃さん

ナ) なんか気になったので店の中まで入ってきました。

サ) どうぞ、どうぞ、ゆっくり、ご覧ください。

と、にこやかに応えてくれる齋藤さん。

ナ) なかなか良い、気になる野菜や果物や逸品商品が置いてありますね。

サ) 契約している農家さんと直接に交渉して仕入れています。加工商品のセレクトも自分で良いと思うものを仕入れて置いています。

ますます、この八百屋が気になってきた。

ナ) この店は、いつからやっているの?

サ) もともとは創業が大正6年の木炭を販売する店だったんだけど、今、炭は近くに多くあるお寺さんの御用達のみで、だから、自分が培った野菜などの知識を基に八百屋も始めたんだ。

サ) 自分のじいちゃんがやっていて、じいちゃんが2代目、自分が継いで3代目です。

ほお、どこで野菜などの知識を身につけたんだろう?

ナ) 齋藤さんは、どこで野菜などの知識を得たのですか?

サ) 自分は、練馬で生まれ育ち、北海道の酪農大学に行き、大学4年の時に農協から募集がきて、応募したら受かったので、就職した。

サ) 北海道の農協は米と野菜が多いところで、畜産ではなく、野菜の担当になり、そこで知識を得ました。

齋藤さんの背景が少しだけ、垣間見たなぁ。

ナ) それで、なんでずっと北海道にいなかったの?

サ) この店は先ほども話したけど、じいちゃんの店。自分の父親は継がなかったので、店を途絶えたくなかったので自分が継ごうと思い、戻ってきた。

サ) 農協には5年、働いていて、その時に、じいちゃんがいなくなってしまったらあの店はどうなるんだろう?と思って、また、北海道の農協職員として培った経験を活かして何かできないかな、と考えた。

なかなか商店の事業継承って、なかなかなり手がいなくって途絶えてしまうのに、齋藤さん、素晴らしいなぁ。

ナ) 戻ってからどうしたの?

サ) 北海道で得た野菜を見る「目」を活かした季節野菜をスポットで売り始め、焼きトウモロコシや焼き芋も売り、その美味しさが知られ始めました。

サ) さらに北海道つながりの野菜の仕入れから、人とのつながりで産地を開拓して、信州や鹿児島など、各地から直接仕入れるようにし、また毎週木曜には埼玉の農家に自ら収穫にも行っています。

いろいろと未だ未だ聞きたい話しが多々ありそうだったけど、次回にして、高知県の生姜の粉末を買った。

ナ) ところで齋藤さん、フェイスブックやっている?

サ) やっているよ。

これでフェイスブックの友達になりました。

第2回目の訪店

ナ) また来たよ。今日は野菜を買いにきたよ。少し見るよ。

物色して、小さなかぼちゃの前で立ち止まった。「鈴かぼちゃ」と書いてある。

ナ) このかぼちゃ、珍しいね。生で、サラダで食べるんだぁ。

サ) 大分県産の有機の「鈴かぼちゃ」です。生で食べられるかぼちゃは色々あるけど、私はこの品種が一番美味しいと思います。何しろ歯ごたえがいい!皮ごと種ごと食べられるのも魅力。

ナ) いまだ生でかぼちゃを食べたことない。未体験ゾーンだね。サラダだったら、どんなドレッシングが良いかな?

サ) 淡路島の玉ねぎをベースにしたドレッシングがあるから、これです。

そう言って齋藤さん、ドレッシングも持ってきた。この日に買ったのは「鈴かぼちゃ、ゴボウ、はっさく、玉ねぎドレッシング」です。

鈴かぼちゃ、スライスにして玉ねぎドレッシングをかけて食べた。美味しかった。

齋藤さんの野菜知識、やはり素晴らしい。

第3回目訪店、それは「鈴かぼちゃ」のリピートで買いに行った。

齋藤商店と齋藤さんの野菜知識に、ついつい通うファンになってしまった。

齋藤さんのことも知りたくなってきたので、次回のために事前情報を集めてみた。

次回訪店したら聞いてみたいこと。

  • 今が旬の野菜と食べ方。
  • その齋藤さんが薦める野菜の情報、伝え方、ファンづくり。
  • 地域の他の店とのコラボイベント。
    小石川マルシェなど。
  • メディアを立ち上げるとしたらどんなメディア。

1件のフィードバック

  1. かぼちゃのサラダ聞いたことはあったけれど、食べた事ないですね。
    ふつうのかぼちゃと違うのかな?
    斎藤商店なかなか魅力的です。

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