第1回 キリギリスではない、キルギスです!

キルギスが遊牧民族だった頃の移動式の家です。
キルギスが遊牧民族だった頃の移動式の家です。

こんにちは、皆さん!

-「イバラットと申します、キルギス人です。」
-「イギリス人?」
-「いいえ、いいえキルギス人です。」
-「へえ、キリギリス人?どこの国ですか??」
-「中央アジアにあるキールーギースーです!旧ソ連の国です。」
-「ああ、分かった!ロシア人ですね!」
-「。。。ですから。。あの。。キルギス人です。」

これは、私が日本で何百回、何千回も繰り返した自己紹介。
イギリス人でもない、キリギリス人でもない、ロシア人でもない私は、
自分を毎回の自己紹介で強調し、日本の人々に「キルギス」
という国を積極的にアピールしてきました。

キルギスは多民族の国家であり、500万人の人口の中には80以上の民族が住んでいます。
ロシア系の人もいれば、トルコ系の人もいる、またアジア系の日本人にそっくりの顔を
持つ人も沢山います。
私自身、顔が日本人に似ているのでよく日本人と間違えられることがあります。
勿論日本人と日本語で話していて同じ人間であると思われ、同じ気持ちで会話をできるのが
私は何よりも嬉しい!そんな時こそが私は自分の心の半分が日本人であると思える瞬間であり、
そして、私は日本人と同じレベルで日本語を話せると自慢に思える瞬間でもあります!

日本語が好き、日本の文化が好き、日本の自然が好き、日本料理が好き、日本人が好き。。。。
とにかく、私は日本が大好きです!
でも、日本ではキルギスという国を知らない人がほとんどです。
私の日本への「愛」が片思いではなく、両思いになるように、もっともっと日本の人に
キルギスの事を知ってもらおう。
キルギスの人にも日本の事をもっともっと知ってもらおう。

私はキルギスと日本を行き来しながら虹をかけます。

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