第36回『赤い林檎が好きです』

早いもので11月に差し掛かり、今年も残すところ50日となってしまいました。

去年よりも早い気がするのはお年頃のせいかな?

地物のフルーツも林檎が最後となりました。

函館の姉が毎年送ってくれる林檎でタルトを作りました。

果物で何が好きですか?と聞かれて「林檎です」と答えたら、友人が「地味ね…」と15年以上も前に言われた言葉です。

林檎って地味なのかしら?

林檎ほど栄養価が高くて、赤と黄色。

まんまるフォルムが可愛らしい。

旬は、8月の終わり頃から早生品種が出回り、10月末の晩生種で有名なふじを含めた色々な品種の林檎リレー収穫が始まるわけですが林檎の貯蔵技術が高いので、スーパーには一年中並んでいるので目新しさが薄い印象ですけど、林檎は今が旬です。

生はすりおろし、朝のヨーグルトと一緒に。

ほぼ3月までは、何かしらのフルーツに必ず林檎をプラスする。

だって酸っぱさと甘さのバランスが良く口塩梅がいいのが好きな理由です。

サラダに加えると酸と旨味の役割になるので人参や葉物のサラダ。

実家の母はポテサラに林檎でした。

バターと相性がいい林檎は、朝食用のジャムにも活躍しています。

大好きなアップルパイや林檎のケーキも大好物なので自分でもよく作ります。

個人的には、林檎とカスタードクリームの組合せが好きです。

林檎をバターとグラニュー糖でソテーしてカラメル状にしたら、ゆる~いカスタードクリーム(アングレーズソース)と一緒に楽しむ。

沢山出回っているからこそ、家で色々楽しめるのも林檎の良さかな。と思います。

東北地方中心に、長野、そして北海道もフルーツ栽培している土地ではほぼ林檎栽培が盛んですが、林檎と言えば、やはり青森。

何年か前に、弘前を旅した時に、ちょうど林檎の旬の時期と重なり林檎のお菓子巡りをしました。

「林檎のお菓子のお店マップ」もあって、それを見ながら梯子して甘いものを頬張り、夜は、林檎のシードル(お酒です)を楽しみました。

桜の季節に訪れるのもいいのですが(弘前は桜が有名です)、林檎の旬めがけて行くのもお奨めです。

長野の信州林檎も好きなので、今年は紅玉林檎も寄せてみました。

酸が比較的立つので加工向きの紅玉は、ここ最近は人気の品種だそうです。

姉達の住んでいる函館の隣町「七飯町」も林檎の産地で秋になると1箱林檎が届くので、ぼけないうちに、お裾分けをして楽しみます。

11月は、姉(長女)と父の誕生日月です。

私は4人姉妹の末っ子で3人の姉がいます。

私とは7つ、5つ。2つ違いの姉達は全員函館在住です。

私も函館に住んでいた頃は、長女の姉の家に下宿していた時もあったりと何かとお世話になっていました。

父と姉は丑年(実家ではベコ年と言います)節目のメモリアル還暦バースデー。

いつまでも健康で過ごしてもらいたいです。

コロナ渦の最中という事もあって、家族揃って祝い事をする雰囲気でも無かったのでまだ還暦祝いをしておりませんが、今年のお正月に遅ればせながらお祝い出来るかな?と今から楽しみにしています。

還暦祝いは、赤いものを送った方がいいのかしら?

まだ活き活きと働ている姉に、赤いダウンジャケットと赤い林檎のタルトを作りました。

林檎の気持ち届くかな。

いつまでも活き活きと情熱的に。

今後も私達妹の礎となっていてもらいたいです。

随分と昔になりますが、札幌の老舗バーで「林檎の気持ち」というネーミングのカクテルを見付けて頼んでみました。

真っ赤で甘酸っぱくて、林檎の味がほのかにしました。

聞けば、林檎は一切入ってないとか。。。

林檎の気持ちってネーミングに秘めた思い。次回の訪問時には尋ねてみたいな。

そして林檎が好きな大切な友人知人が来た際は、是非案内したいです。

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