ちょうど1年ほど前にこのコラム(「つぶやきをタグ付けする」)でTEDxTokyoというイベントを紹介しました。
昨年は、ブログとライブ中継にTwitterを加えて、情報のつながりが生み出されていく様子がとても興味深かったのを覚えています。振り返ってみると、この1年でTwitterはかなり普及しました。当時はTwitterが検索エンジンサイトと提携しておらず、つぶやきを検索したり分類したりする手段に限りがありました。そんな中で、つぶやきをタグ付けしてまとめる方法としてハッシュタグの活用についてコラムに書いたのでした。
TwitterとGoogleは2009年10月に、つぶやきをGoogleの検索結果に取り込むことで提携しました。同じ提携はMicrosoftのBingやYahoo!とも結ばれているので、現在ではそれらの検索サービスを使ってつぶやきを探し出すことができます。もちろん、このように状況が変わっても、ユーザーを横断してつぶやきをまとめるハッシュタグの有効性はなくなっていません。イベントや議論、話題の追跡などの場面で活用されています。
Twitterの普及に加えて、動画コンテンツへの敷居もずいぶん低くなりました。「ダダ漏れ」というキーワードで話題になっていますが、手軽に動画を放送できるUStreamが普及してきたことで、動画コンテンツの位置づけは大きく変わっています。利用のしやすさという意味だけでなく、コンテンツの内容やあり方についても、動画コンテンツはこれまでと違った身近さを持つようになってきたと思います。動画との付き合い方や楽しみ方も多様化しています。
さて、今年は5月14日(土)にTEDxTokyoの第2回目が開催されます。開催へ向けて、今年も、ブログや動画、Twitter(ハッシュタグは#TEDxTokyo)を使って機運を盛り上げています。今年は「21世紀、最初の10年」など4つのテーマを掲げてセッションが行われます。昨年は日本から参加したプレゼンテーターが少ない印象でしたが、プログラムを見ると今年はかなり増えています。個人的には、コンピュータ科学者の外山健太郎さん、IDEOのオーウェン・ロジャーズなどが楽しみです。ハワイ音楽マニアとしては、オープニングのジェイク・シマブクロのウクレレ演奏(おそらく)も見逃せません。
イベントの開催を挟んで、どのような形で体験や情報のつながりや盛り上がりが創り出されていくのか、楽しみながら観察してみたいと思っています。
2件のフィードバック
ジェイク・シマブクロ聴きたい!。どんな演奏だったか、ぜひ感想聞かせてください。
ジェイク見ました。よかったですよ。
http://www.youtube.com/tedxtokyo?gl=JP&hl=ja
その他エンターテイメント系では、以下のものが面白うございました。
紙切りの林家今丸師匠。
http://www.youtube.com/watch?v=8hhVMvqdWWQ
マジシャンのマルコテンペストさん。
http://www.youtube.com/watch?v=cvTJzbhX98s&feature=channel
殺陣師で、コメディアンの神田瀧夢さん。
http://www.youtube.com/watch?v=WXoCxrKkqDk&feature=PlayList&p=15401E13D170EA9A&playnext_from=PL