マイクロ化とは?

いざなう!

マイクロ化についてもう少し考えたいと思いながら、良いアイデアが出ないまま日を過ごしてしまいました。マイクロ化とは一体何なのでしょうか?ひとまず問題を整理してみるところから始めようと思います。

microというのは、マイクロともミクロとも呼ばれる単位名から来ています。一般にはとても小さいものということですね。コンテンツについてマイクロ化と言う場合には、「大きなものを小さくする」ということと「元々小さなもの」の2つを指すのではないかと思います。

「元々小さなもの」はすでにマイクロな訳で、それを「マイクロ化」という言葉で語るのは矛盾するようですが、たとえば、ツイッタなどのミニブログやYouTubeなどの短い動画が、この元々小さなものとして挙げられることを考えるとおかしくもないのかなと思えます。文脈としては、ブログや動画など、以前は大きなサイズで成立していたものが、新たに小さいものとして成立しているということだと思います。

次に「大きなものを小さくする」方には、その小さくする仕方によっていくつかバリエーションが考えられそうです。たとえば「縮小する」「分割する」「小分けにする」という3つに分けて考えてみます。話題や噂というものを思い浮かべて、それらがどのように元ネタをマイクロ化するかを考えてみます。すると、それは元情報のまとめ(縮小)であったり、一部(分割)であったり、導入(小分け)であったりすると思うのです。

「小分け」というのが分かりにくいかもしれませんが、これは聴き手を元情報へ誘(いざな)うための参照のようなものを想定しています。参照というよりは、元情報への言及のような行為が近いかもしれません。(もっと良い言葉があればぜひアドバイスくださいませ)元情報の一部を切り取って紹介する「分割」との違いは、「分割」が紹介者の文脈に応じて行われるために元情報の意図に縛られないことがあるのに対して、「小分け」には元情報の意図への参照/言及が含まれているということです。