第388号『キルギス共和国って?』

キルギス伝統楽器「口琴」

リウマチと前向きに闘う人を応援しよう。
「リウマチファンサイト」は、財団法人・日本リウマチ財団「平成17年度・ノバルティス・リウマチ医学賞」を受賞され、現在、東京医科大学医学総合研究所教授、中島利博先生の呼びかけに賛同し集まった、会員数300名ほどのコミュニティサイトである。
ファンサイトは、この運営をお手伝いしている。

「リウマチファンサイト」で、2年前から行っているプロジェクトが「ハーティスマイル」である。
このプロジェクトはソビエト連邦崩壊後の中央アジア、とりわけキルギス共和国における小児リウマチ熱の撲滅を目標に掲げている。

なぜ、中央アジア、キルギス共和国なのか。
このエリアのリウマチについて研究しようとしていた中島医師(聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター副センター長時代)と、弊社顧問、宇田が、たまたま愛知万博で中央アジア共同館のコンセプター・プランナーをしていたことで繋がった。
ご縁である。

その後、現地調査でわかったことであるが、ソビエト連邦崩壊後、医療の後退によりリウマチ熱で苦しむ患者が2,8倍も増加していた。
この対策として、現地での医療サポートはもちろんのこと、キルギス共和国から医師を日本に招き、共同研究を重ねた。
こうした、中島医師の活動が認められ、キルギス共和国国家顧問(保険分野)としても活動している。

数週間前、TVでキルギス共和国の映像が流れた。
それは、多くの市民が暴動を起こしているシーンである。
この事件で、死者が2、3千人にも達したともいわれている。
事件の全容や、問題の解決はすべてこれからである。

訪ねたこともない国であるが「ハーティスマイル」の活動を通して、在日キルギス人の若者とも交流ができた。
穏やかで、日本人と良く似た顔立ちの彼らの表情は、焦りと不安と無念が、色濃く滲みでていた。

私たちにできることは多くはない。
しかし、ご縁という絆で出会ったことを大切にし、出来る限りのことはしてみたい。
特定非営利活動法人「シルクロードの健康的な未来を考える会」の設立も、目前である。

さらに詳しくは、こちら

1件のフィードバック

  1. 今週初め、四国の松山に勤務していた娘(26歳)がリウマチで、療養休暇を1ヶ月とってわが家に帰ってきました。
    そこへこの「リウマチファンサイト」のご紹介、あまりにタイミングがよいので驚いています。娘は早速サイトを読んでいます。
    なにより、リウマチが治る、治せるものだというメッセージはうれしいです。

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