ひねくれた物言いであるが、ポジティブな思考をときどき鬱陶しく思うことがある。
例えば、無理矢理にでも元気のいい話をした後、かえってぐったりと疲れ、消耗してしまう。
さらに、積極的なコトバがすらすらと、よどみなく流れると、そのコトバを発した時の心の動きや、裏側に潜む想いが追いつかなくなる。
そして、コトバと心が噛み合なくなってくる。
まるで、スリップした車のように前には進まず、ただタイヤだけが空転しているかのように。
そんな時は、言ったことを、ただただ愚直に実行するに限る。
僕は、それを「有言半実行」と呼んでいる。
まだ完全に実行できていないが、まさしく実行に至る途中、いわば、半ばの状況である。
事例を一つ。
去年、久々に参加した地元のトライアスロンレースでのこと。
スイム途中で恐怖心が起こり、過呼吸になった。
かろうじて完走はしたものの、自信をなくした。
今年、参加するかどうか迷っていた。
しかし、やはり、参加しようと決めた。
参加しない自分を、自分が許せなかったからだ。
後戻りはできない、もうやるしかない。
決めたことは、日々の生活の中にトレーニングのスケジュールを組み込み、ひたすら実行する。
トライアスロンは水泳、自転車、ランニングの3種目混合競技である。
だから、この3つの競技をレースまでに、どのくらい練習するかを決めた。
例えば、水泳なら25メートルプールを50回、1250メートルを週2回、月に1万メール泳ぐ。
自転車は、週1回、40キロ×4回、月に160キロ漕ぐ。
ランニングは、週30キロ×4回、月に120キロ走る。
大会参加を決めた日、体重75キロ、体脂肪率、23.5%だった。
それをレースまでに体重を71.5キロ、体脂肪率を19.5%まで落とす。
トレーニングを開始してからほぼ1ヶ月。
練習量も、目標に近い値だ。
現在、体重73キロ、体脂肪率20.5%まで落ちてきた。
レースまで、残り1ヶ月。
人は、一度に何段も上がれない。
だから、一歩一歩、言ったことを、一つ一つ実行し、階段を上っていくだけだ。
2件のフィードバック
普段の仕事(生活)をしながらこれだけのトレーニングをするのは
本当に大変だと思います。
でもこの文面からは、成し遂げる為に必要である。必ず成し遂げる。
という気概がひしひしと伝わってきます。
私も川村様の様に今趣味でやっている事で成し遂げたい事があり
努力し始めている所ですが・・・ここまで真剣に取り組んでいない・・・
もう少し努力を惜しまないよう、川村様の姿勢を見習いたいです。
レース完走成し遂げてください!応援しています!
丸中様、ご無沙汰しております。応援ありがとうございます。
丸中様も是非、成し遂げてください。
また報告しますね。