第571号『エントリーする』

【平塚ビーチでのスイムトレーニング】
【平塚ビーチでのスイムトレーニング】

今朝、体重計に乗ると69.4kgと表示がでた。
3年前、76.2kgだった。
ずいぶんと絞れた。

中央区浜町から横浜金沢区にアトリエを移したのが3年半前。
震災の影響もあり、仕事の多くが止まった。
業績は最悪。
営業やら資金繰りの算段で、四苦八苦していた。
加えて、新規事業のお料理研究家の集まるファンサイト「andparty」の打ち
合わせで、食べて飲む機会も必然的に多くなっていた。

ストレスは思いのほか、身体に現れる。
イライラする気分をなんとかしたくて、食べて飲む。
当然のことだが、こうして迎える翌朝は、体が重い。
しかも倦怠感もある。

こんな時、次男が出場しているトライアスロン大会の応援で観戦した。
ワクワクし、ゾクゾクした。
泳ぎ、漕ぎ、走るアスリートを応援しながら、彼らの熱を感じた。
ボクもこのレースに参加したいと思った。
こころに火が着いた。

いまでは、30代40代のトレーニング仲間との、かなり激しい合同練習にも
なんとかついて行けるようになった。
汗をかき、シャワーを浴びれば気分は爽快になる。
なによりトレーニングのあとは、物事に対して前向きになれる。
結果として、仕事の生産性もあがる。

そして、もう1つ気がついたことがある。
様々な状況で、リスクを負うことやギリギリの状態に置かれることにも、
以前よりはるかに耐えられるようになった。

仕事の現場では、幾つもの可能性の中から、決定していかなければならない
ことが起こる。
そうした時、最終的に「なるほど」と思ってもらえたり「やってみよう」と
言ってもらえるには、論理より情熱や感情といったエネルギーを伝搬すること
のほうが重要だ。

お客様やスタッフに説得し、納得してもらうためには、声と言葉に熱と力がいる。
だからこそ、身体がしっかりしていなければならない。
健康管理はリーダーとしての、言わば義務でもある。

そして、今年もまた、9月開催のトライアスロンレースにエントリーする日が来た。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です