第721号『ルーティーンだけでは成長できない』

【ダンベルセット】

不得意なスイムを少しでも上達したいと思い、肩周りの筋トレを昨年秋ごろから
はじめた。

トライアスロンの指導をお願いしているコーチからのアドバイスである。
軽いバーベルで20回を2セット、徐々に増やし30回を2セットおこなうこと。
これをほぼ毎朝、顔を洗った後のルーティーンにしてきた。
3ヶ月ほどで、筋肉がしっかりしてきたという実感があったが、その後、あまり
変化がみられなくなった。

コーチに、再び相談してみた。
答えは、同じ刺激では筋肉はそれ以上にならいという。
そして、重さや回数を変えて再度スタートすることをアドバイスされた。
ただし、過度な重さでは怪我をするというリスクもあるということも教えていた
だいた。

そして、以前のバーベルより重いものに変えてみた。
すると、自分でもはっきりと分かるほどに変化を感じた。

同じころ、会社運営で悩んでいた。

仕事のあちらこちらに、薄っすらとした問題はあるのだが、日々に流され、いつ
ものように、いつもの段取りで、つつがなくルーティーンとして進んでいく。
そのことに、なんとなく違和感を感じていた。

一度、すべての人、モノ、コトを棚卸して考えてみる時ではないか。
余談なく、自分と向き合ってみた。

そうだ、ボクはワクワクするような、ドキドキするような、おもしろいことがし
たくて、このファンサイトという会社をはじめたのだ。

だから、確認してみた。

・「おもしろい」に、いまチューニングが合っているか。
・ワクワクドキドキしている自分がいるか。
・最高の仲間と、共に進むための(成長するための筋肉痛のような)リスク
 をとり、それぞれが考えチャレンジしているか。

可もなく不可もない状態ということは、「おもしろい」とは、とても思えない
自分がそこに厳然としていることだ。
思い描いているものと現実とのギャップが浮かび上がる。
そして、いくつかの課題も見えてきた。

新たな年度のスタートまでに、このズレをきっちりとチューニングしたい。