第764号『ツキ(運)のつくり方』

【大谷翔平の目標達成表】

年が明けてから、なんとなく調子が出ない。
体調なのか、心の塩梅なのか、兎も角、いまひとつピリッとしないのだ。

例えば、1月におこなったロードバイクのトレーニングで、梨状筋(お尻の奥
にある筋肉)を傷め、しゃがみ込む、立ち上がるの動作が辛いまま、なかなか
治らない。
さらに、2週間ほど前、朝起きると、鼻の下に何やらプツプツとしたものが出
来た。
触ると少し、ピリピリと痛い。
翌日、うっすらと全体的に腫れている。
そうこうしているうちに、水胞になり、部分的に破れ、赤くただれた。
プツプツが現れてから4日後、病院で診てもらった。
医師の見立てでは、疲れからくる帯状疱疹とのこと。
数日前のことだ、クライアントとのミーティングで、メモを録りはじめた途端、
ボールペンのインキがかすれ、筆記用具の用をなさない。
加えて、昨年から取り組んでいる新しい仕事も遅々として進まない。

そう言えば初詣の折、柴又帝釈天でひいたみくじも凶だった。
なにが原因なのか、ここのところツキ(運)がないのだ。

ふと、今年大リーグに挑戦する大谷翔平君(いまから楽しみであり、凄い若者
ですね)が、花巻東高等学校1年のときに作成した目標達成シートのことを思い
出した。

マンダラートとも呼ばれている方法だ。
まず、正方形の四角に縦横等分に2本の線を引く。
そして、真ん中に、目標を書く。
高校1年時、大谷君の目標は「8球団ドラ1」とあった。
つまり、高校3年の時、プロ野球8球団からドラフト1位指名されるということを
目標にしたのである。
そして、見事にそれを現実のものとした。

さて、その目標を達成するための要素として、掲げた8つの項目である。

・体づくり・コントロール・キレ・スピード(160キロ)・変化球・メンタル
・人間性・運

目標を達成するために項目に、「運」が入っている。
その運をつかさどる要素として掲げた8つ。

・部屋そうじ・ゴミ拾い・あいさつ・道具を大切に使う・プラス思考・本を読む
・審判さんへの態度・応援される人間になる

なるほど、僕も自分流にアレンジしてまねてみよう。

思い悩むことによって失うことはあっても、得るものなど何もない。
結果はどうであれ、迷うより先に行動してしまえば、少なくとも不安な気持ち
をひきずることはない。
悔いる前に一歩踏み出し、動いてみよう。