第861号『巣ごもり活動』

【リモートお茶飲み会】

3月中旬の(具体的にいえば)18日、夜のトライア
スロン仲間との練習会も、その翌日、19日の仕事で
の飲み会も、普通に参加していた。
加えて、20日からの連休の中日、21日は浜町公園
で恒例のお花見にも行ったし、その後、公園近くのビ
ストロで立呑みもした。
この日の夜、街は人出も多くとても賑やかだった。

翌週、24日にオリンピックとパラリンピックの1年
延期が決まった。
コロナ渦の話はチラホラとされていたが、まだまだ中
国や韓国など対岸の火事といった感じで、ワイドショ
ーやSNSでは、オリンピック開催がどうなるのかが話
題の中心だった。
いまから思えば、なんとも長閑な気分でいた。

ただ一方で、なんとも言えないゾワッとする不安も感
じていた。
それは、リーマンショックのそれや、3.11のとき
とは違うけれど、ともかく、何かが(襲って)来る!
という類の悪寒だ。
加えて、3月の早い段階で弊社の取締役、川村大輔か
ら提案があり、社員全員自宅でのリモートワークの体
制に移ることを打診されていた。

これまでの経験から、こうした決断は早いほうがいい。
やるのなら”いま(3月末までにやる)”だ、と感じた。
まずは、スタッフ全員(たかだか5名だが)にリモー
トワークの提案をした。
毎週、金曜日に制作チームとの打ち合わせがあり、こ
こで、仕事の仕方を変えることを話し、その方向で動
くことが決まった。
早速、各自の自宅で仕事するためのPCなど機材を手配
する。
さらに、もう一歩踏み込んで、一昨年に借りたオフィ
スを3月末で解約。
そして、この家賃の浮いた中から各自の自宅での作業
で発生する経費の手当に、と考えている。

こうして、あっという間に3週目に入った。

この間、木曜日には営業のミーティングをし、金曜日
には、制作チームとお茶飲み会のような集まりをMeet
(ビデオチャット)で行っている。
業務連絡で何かを決めるといった集まりではなく、そ
れぞれに好きな飲物とお菓子を用意して、約1時間ほ
どダラダラとおしゃべりするだけだが、みんなの気分
(孤立無援ではないという)が見え、意外といい時間
を持つことができる。

そして、僕自身も自宅での過ごし方について、色々と
分かってきたこともある。
情報源としては、TVは(なんだか踊らされているよう
な気分になるから)極力見ず、新聞やラジオ、SNSな
ど、複数のメディアから得るようにしている。
日々の暮らし方としては、例えば、18時に仕事を終
えて、早めに夕食を摂れば、その後、映画を1本か2
本は観れる。
例えば、オンライン飲み会は時間決めて2時間程度で
切り上げる。
例えば、筋トレやランニングは長い時間かけるのでな
く、短い時間でほぼ毎日(気分転換を兼ねて)やった
ほうがよさそうだ、といった具合に。

まだまだ、これから長い巣ごもりが続くことを覚悟し
、日々の過ごし方を楽しみながら試行錯誤する必要が
ありそうだ。