週末、トライアスロンレースに出場した。9月29日(日)住まいからほど近い、横浜市金沢区にある八景島シーパラダイスとその周辺で開催された『八景島トライアスロンフェステバル2024』。そして、昨年に続き、今年のレースも無事完走することできた。
毎年5月、山下公園を中心に赤レンガ倉庫周辺で開催される『ワールドトライアスロン横浜大会』は、規模も大きく国内外から参加選手が集まるガチなレースであるが、それに比べ『八景島トライアスロンフェステバル2024』は、メイン会場が八景島シーパラダイスという水族館と併設の遊園地での開催ということもあり、家族や仲間たちと和気あいあいとした雰囲気で楽しめる地元のレースである。
距離は、スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロのスプリントと呼ばれるカテゴリー。競技時間は、90分から120分ほど。トライアスロンと聞けば、とてつもなくロングでハードな競技というイメージだが、短い距離ならではのスピードとテンポがあり、こうした変化を楽しむスプリントのスタイルはロングとは違った魅力がある。しかも、しっかりと達成感を味わうこともできる。さらに、レースの後のダメージが少ないことも利点の一つである。
ともあれ、なんとか今回も無事に完走することができた。加えて、年代別2位というおまけまで付いた。その副賞として、『ワールドトライアスロン横浜大会』への(3位以内に与えれる)優先出場権も手にすることができた。
昨年正月早々、アキレス腱断裂という大きな怪我をした。その後遺症がわずかに残った。それでもトライアスロン競技を続けたいと思い、前向きな気持でできることをコツコツとしてきた。その一方で、怪我をしたことで、これまであまり考えたことのない気分にもなった。それは、”いつどんな事態になってもおかしくはない”、という意識である。健康でいることが当たり前で普通のことだという思い込みは、決して普通のことではない。事故で、病で、あるいは年齢的な要因で、続けることができなくなることは十分に起こりうる。たまたま、いままで運に恵まれていただけのことだと。
だから改めて、トライアスロンを競技として続けるために、トレーニングと向き合うことの意味を考えるようになった。そして今年、春に掲げた目標はスイムとバイクの上達。”加齢とともに出力は落ちるが、それでも技術を身につけることで、速くなることは可能だ。”、と参加している横浜トライアスロン研究所のコーチからアドバイスされた。結果として、昨年よりスイムで2分9秒、バイクで9分46秒もタイムを縮めることができた。
誰かと競うということは楽しい。しかし、それよりもっと楽しいのは自分自身と競うことである。少し休んで身体を整え、来年に向けた新たな目標とテーマを考えたい。