細胞へのストレスが筋肉作りには欠かせないことを、理化学研究所のチームがアメリカの細胞生物学誌「ジャーナル・オブ・セル・バイオロジー」に発表した。
このなかで、筋肉形成には細胞ストレスが必要で、ストレスに耐えることのできた細胞が筋肉になることを突き止めた、と言及している。
今年、3月に浜町にアトリエを構えたとたんに、得意先の会社の経営状態が悪くなり契約更新ができなくなった。
さらに、ほぼ完成しかけていたプロジェクトがビジネスパートナーと信じていた会社の裏切りで崩壊した。
そんなことが幾つか続いた。
こんな時はジタバタしても始まらないことは分っている。
しかし、狭量な経営者の性なのか、ジタバタした。
走り回り、小さな仕事をかき集めた。
効率が悪く料金も安い。
(お仕事をいただいた皆様には感謝しております(^^!)
当然、スタッフへの負荷は増える。
他業界から転職して2年目と1年目の営業担当。
デザイナーもまだまだ若い。
この状態が続けば、彼らの士気が下がるのではないかと懸念した。
しかし、心配とは裏腹に皆、必死になり、一つひとつカタチにしてくれた。
危機を共有し、なんとか乗り越えようともがき、なにかを掴もうとしていた。
そして、気がつくと彼らの顔つきが明らかに変わった。
彼らはもちろん、筋肉ではない。(笑)
しかし、厳しい環境が仕事に対する、より強い意志とスキルを磨くきっかけになったことは事実だ。
「危機」という字は、「危ない」と「機会(チャンス)」で出来ている。
文字通り危ないときにこそ、機会が生まれる。
チャンスはピンチの顔をしてやってくるのだ。