第362号『新たなブランドつくりとは』

【捕らわれし光る家】
【捕らわれし光る家】

深夜、激痛とともに左足が見る間に腫れ上がった。
痛みに耐えかね、秋葉原にある三井記念病院に搬送された。
思えば、二、三日前から左足にピリピリ、チリチリする奇妙な刺激があった。
残儀に耐えないことであるが、ついに痛風持ちと遭いなった。
積年の酒量、すべてこれ因果応報である。(トホホ)

プリン体が多く含む食品は避けるように、特にビールには多量に含まれていますと、医師から言われ薬を処方された。
開き直るわけではないが、ビールがあまり飲めなくなって良かった。
なぜなら、今年、店頭から大好きなビールが消えたからだ。
「ザ・ゴールド」はキリンビールが創業100周年を記念し、2007年3月に発売した目玉商品だった。
シンプルではあるが、凛としたデザイン、少し苦みのきいたしっかりとした味わい。
そのどれもが、好みだった。
間違いなく、「ラガー」「一番搾り」に続く主力ブランドとして育てようとしていたはずだ。

500万本にものぼる全国でのサンプル配布、テレビCMも過去最大級だったと聞く。
だが、初年度は売上目標の60%、翌年08年はさらに落ち込んだ。
原因は単に、市場を見誤ったからではない。
これまでのヒト・モノ・カネを投下し、消費者への圧倒的な物量で浸透を図ってきたブランド構築の方法が通用しなくなったからだ。

ブランドとは本来、お客様との約束のことである。
お客様にとって、新たな価値を約束することができるのか。
まさしく、いま企業はそのことを厳しく問われているのだ。

お知らせ
最新制作情報です。
地球一周の旅を学び遊ぶ人が集うサイト。
ピースボートステーションがオープンしました。
このサイトは、ピースボートのファンが集うブランドサイトです。
是非、ご高覧下さい。

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