浜町から横浜金沢にアトリエを移転して、はや40日余。
光陰矢の如し、である。
そして、新しい習慣が生まれつつある。
浜町と横浜金沢の一番の違いは、昼食を摂れる店が極端に少ないことだ。
コンビニ弁当も食い飽きる。
その上、比べようも無いことだが、東京下町でも屈指の旨い料理屋が集結しているエリア、人形町・浜町で覚えた味の記憶がしたたかに残っている。
困ったものだ。
もともと、家族向け集合住宅地の一室を改築してアトリエにしたこともあって、台所は一通り整っている。
5分ほど歩けば、スーパーとコンビニ、そして個人商店の肉屋、魚屋、八百屋も僅かながらある。
ならば、自分たちで作るか。
手始めは食材探し。
とにもかくにも、スーパーではなく個人商店で探す。
「今半」もなければ[魚久]もないけれど、個人で一所(一つの場所で)懸命に頑張っている店主に、目利きは多い。
まずは、肉屋「トヤマミート」に入った。
ケースに居並ぶ肉が奇麗だ。
良い予感がする。
店内を見渡せば、コロッケが売られている。
1コ70円のそれを食べてみる。
自家製薫製ベーコンがミンチされ、芋のホクホクとした歯ごたえがきちんと残っている。
さらに、鼻腔にベーコンの甘く鞣したような肉の香りが広がる。
コロッケの旨い肉屋は、仕入の良い店とのジンクスがあるが、ジンクスに外れなし。
そして、魚屋も八百屋も予想以上だ。
言うことなし。
朝、仕事が始まる前に米を研ぎ,炊く。
昼、食材を準備し、炒め、煮て、総菜を用意する。
会議用の机に、椀と茶碗と皿と箸を並べ食す。
食事後、食器を洗い片付ける。
お茶を飲み、そして、また仕事机に向う。
この動作が、アトリエでの心地よいリズムになってきた。
2件のフィードバック
こんどこのコロッケとお昼ご飯を食べに行きます!
お土産はビールでいいですか?^o^
豆さん、是非遊びにいらしてください。お昼一緒に!お待ちしています。勿論、ビール付きで。