第431号『映画「ソーシャルネットワーク」を観た』

【鏡の迷宮】
【鏡の迷宮】

映画、「ソーシァルネットワーク」を観た。
一言でいえば、「痛い話し」である。
SNSサイトFace bookを創業したマーク・ザッカーバーグと、その周囲の人々をドキュメンタリー的に描いた物語である。

CEOザッカーバーグによれば、Face bookのミッションは、「コネクトとシェアで、世の中をもっとオープンに」。
しかし、この映画で描かれているFace bookの誕生と、その後の経緯はこれとは、真逆なものだった。

さて、ザッカーバーグがFace bookを作るに至ったきっかけである。
彼は、ある日、つきあっていた女子大生にふられた。
腹いせに、女子学生の顔写真を並べ、どちらが可愛いかを決める「フェイスマッシュ」サイトを作った。
それが瞬く間に学内で話題となった。
それを聞きつけたハーバード大学の名門クラブに所属する人物から「harvard.eduドメイン」に群がる女子との出会い系サイトを作らないかという話しを持ちかけられる。
このサイトが他大学にも飛び火し、乾いた原野の草が燃えるがごとく広がっていった。
富が生まれれば、主導権を争って数々の裏切りと抗争が繰り広げられる。
そうして、結果、創業当時、周囲にいた人々は彼のもとから消え去った。

監督は、「エイリアン3」「セブン」のデヴィット・フィンチャー。
考えてみれば、いずれの作品も、痛い(心が痛む)映画である。
彼は、この「ソーシャルネットワーク」で2010年ゴールデングローブ賞監督賞を獲得した。

現在、日本におけるFace bookのアクティブユーザーは350万人余。
いまのところ、30代男性が多いようであるが、企業も徐々に、ファンページに参加し始めた。
しかし、Face bookファンページから自社サイト、あるいは公式ファンサイトへの連動がなければ、単なる掲示板でしかない。
いずれにしても、この試みは、いま始まったばかりである。

教えてください。
あなたは、Face book派?それともmixi派?

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