第435号『意地悪』

仕事でメールを頻繁に遣り取りする。
最近、お付き合いをはじめた担当の方からのメールに、なんとなく違和感を覚えた。
毎回、メールの行間から、どす黒く、ドロリとした液体が滲み出ているような気分になる。
あっ、そうかと思った。
これは、意地悪をされているのだなと。

僕自身、議論が白熱してくると、年甲斐もなく、相手を打ち負かそうとする気持ちになることがある。
あるいは、自分の気分が良くないという理由だけで、嫌みなコトバを投げかけ、相手を困らせてしまうこともある。
それは、その時の立場を利用していることが多い。
深く、自戒せねばならない。

なぜ、意地悪な気分になるのか？
それは、大概、自分に自信がなく、不安な気持ちでいる時が多い。
そして、その原因を、意地悪している相手に押しつけ、相手が困ったり、へこんだりしている姿に、自分の不安な気持ちを一時、忘れる。
でもそれは所詮、錯覚でしかない。
だから、直ぐにまた、不安と苛立ちが芽生える。
こうして、意地悪は繰り返され、根を張る。
意地悪される側にとっては、理不尽な話しである。

ぼくらは確かに、仕事の対価としてお金を頂いている。
だから、見合う内容を要求され、それに最大限答えることは当然である。
しかし、だからといって、なんでもかんでも、遜るわけにはいかない。

そもそも、仕事は一方的な力関係で成立するわけではない。
人の力を借りるということは、単に手を借りるだけはなく、その人の心の力も借りるということである。
そのためには、信頼と敬意を持ち、心をしっかりと噛み合わせることだ。
その瞬間、間違いなく、とてつもなく楽しく、充実感のある仕事が生まれるのだから。

先週のアンケート結果です。

教えてください。

あなたは、週に何度くらい外食しますか？


a. 3回以上。——————-60.7%
b. 1回。———————–35.7%
c. しない。———————3.6%

外食先の場所選びは、これからも大きなニーズがありそうですね。

さて、今週のアンケートです。
教えて下さい。
あなたは、今週、人に意地悪をされたと感じたことがありましたか？

ご協力ありがとうございました。