新しいグラスを6個買った。
そして、食器棚ある、旧いグラス6個まとめて捨てた。
記憶も定かではないが、IKEAか無印良品あたりで手に入れた普段使いのグラス。
だから、そんなに高価なモノではない。
7、8年そのグラスたちで、ほぼ毎日お茶を飲んだり、酒を注いだりしていた。
汚れたら、洗剤で洗い漂白剤で曝し、乾いた布で拭く。
たったこれだけの手間で、くすんだグラスがキレイになる。
そして、キリッとした新鮮な使い心地を再び手に入れることができた。
しかし、最近、いくら洗ってもグラスはくすんだまま。
普段、洗っている時に他の食器とぶつかり、グラスの表面に細かい傷がつき、
いくら拭いても磨いてもキリッとしなくなった。
週末の朝、いつものようにグラスに水を注いだ。
その時、このグラスの役目が済んだように感じた。
全てのモノに、賞味期限のようなものがあると思う。
ボクは旧いグラスたちに呟いた「ご苦労様、ありがとう」と。
そして、食器棚に6個の空ができた。
旧いモノを捨てなければ、新たなモノを受け入れる余地は生まれない。
もちろん、使い慣れた旧いモノを大切に使うこころは忘れたくない。
しかし、新たなモノを受け入れる勇気や好奇心を手放したくない。
ボクは新しいグラスたちに呟いた「こんにちは、ようこそ」と。
いま、食器棚には新しいグラスが6個並んでいる。
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お知らせ
600回目のファンサイト通信を配信します。
13年間、ボクの回りに起きた取るに足らない日々の小さな出来事を綴ってきました。
しかし、その小さな出来事を通して感じ、考えたことの中にこそ、
豊かに生きて行くために必要な知恵や形があるのではないかと思っています。
これからも素直に、そしていつも新しい自分でいるための努力を
惜しまず続けたいと思います。
引き続きのご高覧、よろしくお願いします。
川村隆一
1件のフィードバック
600回おめでとうございます!
ぼくも、部屋を片付けて、新しいものを入れられるようにします!