第747号『日本マーティング塾』

【サボテンが好き】

今年も日本マーティング塾で、「企業ファンサイト」についてお話する時間(2014年から
講師として参加)をいただいた。
このセミナーは、1984年創設以来33年の歴史を誇り、800名を超える卒塾生を送り出して
いる。
塾生は、大手と中堅企業(業態は様々)の次代を担うリーダーとリーダー候補生たち。
そのほとんどが、熾烈な社内選抜を勝ち抜いて参加してくるのだと聞いた。

カリキュラム全5回を見ると、毎回全て一泊二日、朝から晩までビッシリと組まれている。

第1回 テーマ:マーケティングの本質と新たな視点
ー基本的フレームワークに基づきマーケティングをとらえるー

第2回 テーマ:マーケティング戦略の策定
ー成功/失敗事例のポイントを理解し自社戦略への応用法を「学び合う」ー

第3回 テーマ:非同質化のマーケティング戦略
ー市場変化の実態を把握し自社課題の根源と理解を「考え抜く」ー

第4回 テーマ:これからのマーケティング
ー顧客関係性のプロモーション戦略「新たな論点と思考」ー

第5回 テーマ:卒論作成と発表
ー自社の成長戦略への提言を「創る」ー

今回の講師陣である。
富士ゼロックス社において営業管理部長、富士ゼロックス埼玉㈱代表取締役、富士ゼロ
ックスインターフィールド㈱代表取締役を経て、㈱日本マーケティング塾代表となった
甲斐貫四郎を中心に数名の常任講師の他、

㈱モスフードサービス特別顧問 田村茂
資生堂ジャパン㈱ヘルスケ事業部マーケティング室マネージャー 宮本文幸
コクヨ㈱グループ執行役員ステーショナリー事業本部長 八十卓司
富士フイルム㈱R&D総括本部 羽田典久
法政大学スポーツ健康科学部教授 清雲栄純
ファンサイト㈲代表取締役 川村隆一

末席に、僕も加えていただいた。

創業以来16年間、「ファンサイト」の考え方を、時にはもがき苦しみ、それでも結局は楽
しんで伝え続け、そして、学んだことがある。
仮に、10人の人に話し、その10人全員に好きになってもらえるように振る舞うことはでき
ない。
いや、(開き直るつもりはないが)10人のうち9人に分かってもらえないなくてもいい。
だけど、10人のうち1人には確実に、とことん分かってもらい、共感してもらえるように伝
えたい。

そのための、明確な指針も姿勢(旗印)もある。
今週、15日16日の一泊二日。
その旗印を掲げ、セミナーに臨みたい。