【映画『七人の侍』*画像はフリー素材使用】
来週の19日(日)、いよいよ今年最初のトライアス
ロンレース(第10回世界トライアスロンシリーズ横浜
大会)だ。
GWの連休はトレーニング三昧と決めていた。
ところが、残念なことに天気がいま一つ良くない。
しかも、心なしか例年になく肌寒く、すっきりとしな
い空模様が続いた。
出鼻を挫かれ、家で4日連続の映画鑑賞。
内、1日は仕事で撮影の立ち会いもあった。
ちなみに、鑑賞した作品である。
・『世界の中心で愛を叫ぶ』2001年公開
行定勲監督作品
森山未來は本作で、2005年日本アカデミー賞新人
賞を受賞し、長沢まさみは日本アカデミー助演女優賞
を獲得している。
・『ダージリン急行』2007年公開
ウェス・アンダーソン監督作品
監督は『グランド・ブダペスト・ホテル』や『犬が島』
を手がけているので期待したが、いま一つだった。
・『娼年』2017年公開
三浦大輔監督作品
石田衣良の原作を『何者』、『ボーイズオン・ザ・ラ
ン』を手がけた劇団「ポツドール」主宰の三浦大輔が
メガホンを取った。
ほぼ、日活ロマンポルノのリブート(焼き直し)。
・『七人の侍』1954年公開
黒澤明監督作品
久々に観たが、改めてその面白さに鳥肌がたった。
あまりに感動したので、ネタバレありで少し感想を・・
本作は、戦国末期の農村を舞台に、百姓たちが7人の
「侍=浪人」と協力して野武士の盗賊を撃退する物語
である。
この7人は、野武士の略奪行為に泣き寝入りを繰り返
してきた百姓たちが反旗を翻すために雇った侍たちで
ある。
その個々の人柄や出自を丁寧に描くことで「役割」を
際立たせ、そして村人たちと衝突しながらも結束を強
め、遂に盗賊から村を守る。
(あれ、これって村を地球に変えると『アベンジャー
ズ』じゃないか)
問題解決のためにチームが失敗や成功を重ね、物語を
動かすアクション映画の原点にして金字塔の映画、そ
れが『七人の侍』だ。
志村喬、三船敏郎ら役者の力量。
ずば抜けた脚本の密度、撮影、照明の技術、そして監
督の明解な指針。
どれを取っても図抜けている。
こうして、気がつけばトレーニングプランはまったく
もって予定通りには行かず、またたく間にGWも半ば
を過ぎていた。
心がザワザワと焦るばかり。
連休後半はなんとしても、トレーニングしなければと
意を決し、3日(金)海での練習会(横浜トライアス
ロン研究会主催)に参加した。
次号、819号へつづく・・・