【なかま】
「川村さん(顔=人脈が広いから)人を紹介して」
と言われることが、ままある。
それは、バイトや社員の募集だったり、仕事での
業務に関することだったりと、様々なことで声を
掛けられる。
もちろん、全力で真剣に考えるし、その時々で誰
が適任かと思案もする。
結果として上手く行けば最高のご縁づくりの手伝
いが出来るわけだから、当然嬉しい。
ただ、人と人のマッチングほど難しいものはない。
だから、慎重にもなる。
これまで、社会人として数多くの仕事を通して、
つながりを得た人も多い。
ホルダーに保管されている名刺は、正確に数をか
ぞえたことはないが、千数百枚は超えているだろ
う。
気がつけば、Facebookでの友達も942名にも
なった。
しかし、SNSや名刺でのつながりと、人脈とでは
明らかな違いがある。
その違いとは、(つながり=知り合いの)数の多
さではなく、(人脈=信頼関係)の深さの違いだ
と僕は考えている。
だから、信頼し一生付きあえる相手は数名(いや
むしろ数名でさえ、本気で付き合うとすれば限界
かもしれない)もいれば十分だ。
そもそも信頼するとは、人として評価し、信じら
れるということである。
相手にそうした態度と気持ちを求めるのであれば、
当然のこととして、自分も相手にとってそうであ
らねばならない。
僕は、本来社交的な人間ではない。
名刺交換会や異業種交流といった会合や飲み会に
も、ほとんど参加しない。
仕事が終われば、ほぼまっすぐ家に帰り、食事を
し1合ほど晩酌をして、10時には床に就く。
これでは、人と会う機会などないだろうと思うか
もしれないが、信頼する方々から、「川村、こん
な人がいるんだけど会ってみたら」と紹介してい
ただく。
有り難いことだ。
数多くではなく、丁寧に深く聴き、話す。
このご縁結びのやり方を信じ、これからも人脈を
作っていきたいと考えている。