第929号『有隣堂本店』

横浜に暮らし、横浜の街で遊ぶ。

特に桜木町の野毛から関内は伊勢佐木町、黄金町にかけての街の風情が好きだ。

例えば、土曜の昼と夕方の間、4時ごろに根岸線関内駅で降りたら蕎麦の利休庵で一杯やりたくなる。

いい頃合いに店を出て、ぶらぶらしながら伊勢佐木町のモール街へと向かう。

アーケードを潜り、ほどなく左手に有隣堂伊勢佐木町本店がみえる。

創業は1909年(明治42年)。

今年で112年目の老舗書店である。

現在、神奈川・東京・千葉で40店舗を展開している。

その総本店が、ここ有隣堂伊勢佐木町本店。

入り口から入り、まずは雑誌のコーナーを見る。

流行りの料理屋とグルメやファッション・映画・カルチャー関連誌をチェックする。

特にファッション誌やカルチャー誌は栄枯盛衰、時の流れがわかりやすい。

ある意味、人々の欲望と直結しているのかも知れない。

次に、小説の単行本コーナーへ。

好きな作家の新刊から最新のベストセラー作品までぐるりと眺める。

平台に置かれているものから棚に並んでいるものまで、書店員のこだわりや推しの気持ちが見え隠れしているように感じる。

こうして、想像しながら見て回ることも楽しい。

2階に上ると、1階からの吹き抜けで階下を見渡せる。

そして、回廊のように壁面のぐるりに棚があり文庫本・新書が並ぶ。

これまで知らなかった、著者や書籍のなんと多いことか。

たしかに、購入目的がすでに決まった本であればアマゾンで効率よく手にすることができる。

しかし、タイトルや表紙の装飾に引かれて手に取る、なんともわくわくする出会いは、やはり書店でなければ味わえない。

3階と4階の文具売り場は通過し、5階と6階へ。

この階には画集、写真集の他、コンピュータや地図など専門書籍が集められている。

忘れていたが、地下1階はコミックスの王国である。

こうして、あっという間の約一時間におよぶ書店での冒険の旅が終わる。

気がつけば、手には数冊の本がある。

そこから吟味を重ねて、半分ほどをレジに持っていく。

つまり、手にしているこの本たちは、いま本当に読みたい本なのかを自分に確認してみる時間である。

僕は、この時間をとても大切にしている。

このプロセスのなかで自分が、どんなことに(意識する、しないに関わらず)興味があり、どんなことを深く知りたいのかを発見することができるからだ。

偶然選び、手にした数冊だとしても、そこには「いまの自分のテーマ」が必ず潜んでいる。

いまの自分を知るために、自分が手にした数冊と向き合う。

そして選ばれた数冊がレジに差し出される。

それにしても、お金を払う前にこれだけ楽しませてくれる場所はそうそうない。

ちなみに、有隣堂の有隣とは『論語』の「德不孤、必有鄰」徳は孤ならず必ず隣ありの意。

徳を積む人はけっして孤立せず、必ず理解し協力する人が出てくるものである。

本とは、まさしく人を孤立させず、協力してくれる存在であることを改めて感じた。

僕の大好きな場所、有隣堂伊勢佐木町本店ありがとう。

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