昨春から、ほぼ毎月一回のペースで「スタイリッシュ・ ダイニング」という料理教室付きパーティを浜町にある、ファンサイトのアトリエで開いている。
ある日、古くからの友人で料理研究家の“らーぷ”料理研究家の“らーぷこと、鈴木直美さんがアトリエに遊びに来たた。
お料理とパーティを重ね合わせたようなことがしたい、と。
僕も妻もぜひとも協力したいと申し出た。
一気に話しがまとまった。
ネーミングをどうするか。
あれこれと話し、“らーぷ”から、「スタイリッシュ・ダイニング」という素敵なタイトル名が出た。
いいじゃないか、これでいこう。
早速準備をし、第1回目の開催は2008年3月1日(土)。参加者総勢15名。
「スタイリッシュ・ダイニング」がこの日スタートした。
この会は、“らーぷ”がタイ料理からヒント得た創作料理のレシピを紹介しながら、数品作り方を紹介する。
その後、“らーぷ”が人数分の料理を出し、飲みながら参加者と歓談するというパーティスタイルである。
それにしても、毎回驚くのは、ほとんどの参加者がネットでこの会を知り、参加している方々なのだ。
軽井沢や北海道からわざわざこの会のために参加される方もいる。
しかも、その質の高さにも目を見張る。
それぞれが、本当に楽しんで過ごしていることが、参加していて良く伝わる。
ネットにまつわる、善からぬ言説が流布するなかで、この事実をどう捕らえたらいいのだろうか。
決して、高級さを追い求めている会でもない。
それでも、ある種の上質さを感じるのはなぜか。
上質なことと高級さとは必ずしもイコールではない。
上質とは本来、自分が選ぶものであり、発明や発見の類いと同じものである。
つまり、上質さを見つけ出すことは、自分の暮らしを豊かにする方法を発見する、あるいは発明することなのだ。
先週の土曜日、15回を迎えた「スタイリッシュ・ダイニング」には、これまで最高の35名もの方々の参加をいただいた。
2件のフィードバック
川村さん
こんにちは。
いつもブログを拝見させていただいています。
私にとっては、いろいろ参考になることばかりです。
上質と高級の問題ですね。
実は、最近私が仕事を通じて考えるのが、一流と高級についてです。
今回のブログのテーマにピンときて、思わずコメント書き込みしてしまいました。
レストラン業界に携わる者としては、高級ではなく一流を目指すべきだと考えています。このお店に来て良かった〜と思っていただく事の大変さ、そしてまたこのお店に来たいって思ってもらう為には、一流の料理&一流のサービスが必要であると考えてます、その為にどうしたらいいのかをレストランのスタッフと日夜考え、実践しています。
数字だけではない、人との触れ合いです。
全てのコトについて言える事だと思うのですが。
そしたら、”上質”について川村さんが書いていたので、初めて書き込みさせていただきました。
上質、一流と言葉は違いますが、実際は提供している側の心構え、物事に対する向上心の違いからくるのだと思います。そして、それらにこれでいいという着地点、回答がないのも事実です。
全て人間が作り出しているモノですから。
私が思うに、らーぷさんの「スタイリッシュダイニング」は上質かつ一流であると思います。
今後も、ブログを楽しみにしています。
こんにちは、川村さん。
初めてコメントさせていただきます。
”上質”と”高級”についてですね。
実は、私は”一流”と”高級”について、考える場面が多いです。
飲食業界に携わる者として、考えさせられる永遠のテーマかと思います。
最近、私が関わっているレストラン関係者と、高級ではなく一流の料理&一流のサービスを目指しましょうと日々、実践しています。
お客様に、「このお店に来てよかったな〜、」そして「また、来たいな〜」
と、思っていただく為にです。
決して、マニュアルはありません。それは、人が作るモノだからです。
日々の業務の中で、それぞれの仕事について向上していこうという気持ちが先ず大切なのだと思います。
”一流”とはその道に、他の人より優れていることであると考えてます。
”上質”と”一流”がなんとなく似通っている感じを受けました。
レストラン経営は、確かに数字とのにらめっこでもあります。
しかし、それだけではなく対人の商売であることを肝に命じなければならないのです。
そして、一流と呼ばれる料理人、サービスマンが存在する店が、今後生き残っていくだろうとシビアに考えてます。
一概、それだけではない部分もありますが。
すみません、長いコメントとなってしまいました。
YETの再開をして、隊員の皆さんと食を介してお話したいです。
今後も、よろしくお願いいたします。