第396号『始める理由』

【試走を待つアスリートたち】
【試走を待つアスリートたち】

9月5日 日曜日 晴れ。
横浜市金沢区にある八景島シーサイドパラダイスをメイン会場にし、その周辺エリアで、「横浜シーサイドトライアスロン2010」が行われた。
トライアスロンとは、スイム・バイク・ランを一人の選手が次々と行い、3種目トータルでの順位を競うスポーツである。
首都圏に近い所為もあり、この日700名以上の参加があった。
このレースに、次男が出場していたので観戦に行った。

かつて、僕もトライアスロンをしていた。
たまたま買った雑誌に建築家・エドワード鈴木氏がハワイのアイアンマンレースに出場したインタビューが載っていた。
そのレースの写真を見たのがきっかけだった。
スイム 3.8キロ、自転車 180キロ、ラン 42.195キロ。
このモンスターのような距離を一人で泳ぎ、漕ぎ、走るという、とてもスポーツとは思えない馬鹿げた事柄に驚き、興味を持った。
そして、31歳の時、タイのパタヤビーチで行われたレースを皮切りに、51歳で出場した日米親善トライアスロン大会まで続いた。

競技から遠ざかって、もう7年になる。
止める理由など、いくらでも作れた。
起業して、忙しくなった。
年齢的にもうそろそろ限界かなと思った。
金も時間も無い。
もう、トライアスロンをやることはないだろうと。

会場に着くと、アスリートたちはスタートの準備に追われていた。
友人や家族がその回りでそわそわしている。
ワクワク、ソワソワ、そしてドキドキ。
気が付くと、なんだか、まるで自分が出場するような気分になっていた。
この日、トライアスリートたちのエネルギーを感じながら、キラキラと輝く太陽と波頭を眺め、夏を満喫した。
そして、トライアスロンを再開する理由を考えてみようと思いながら会場をあとにした。

親バカの余談である。
このレースで、次男 勇気が25歳から29歳までの年代別1位。
総合でも18位と、思いがけず、うれしい結果となった。

2件のフィードバック

  1. >再開する理由など、いくらでも作れます。

    さて、またやりましょう。

  2. トライアスロン好きさん、メールありがとうございます。是非、やりましょう。

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