第439号『夏の終わりに』

【庭に咲く百合の花】
【庭に咲く百合の花】

夏は野心で始まり、後悔に終わる。
あれこれと成すべき項目を並べ、結局そのほとんどを成し遂げられないままに終わる。
これまで、ほとんどの夏をこうして過ごした。
それは、「したいこと」ではなく、「しなければならないこと」と思い込み、どこかその義務感に縛られていたからだ。

そうした意味で、今年の夏は少し違うものになった。
それは「やりたいことをやる」夏にしたからだ。
どうしてもやりたいことをやる。

まずは、遊ぶ。
沖縄本部(もとぶ)の海で手足を伸ばし、観音崎の入り江にある海の家「かねよ食堂」で微睡んだ。
どちらも、余計な飾りがなく、隠れ家のように居心地が良くて気分がとても楽になった。

つぎに、走る。
もちろん、暑い日中は避け、朝一番に3キロほどのコースをほぼ毎日、ひたすら走る。
コースの途中には、横浜高校野球部の練習用グランドがあり、甲子園に向けての練習を眺めながら、まるで自分ごとのように気持ちが高揚してくるのを感じて走った。
これは、映画「ひゃくはち」を観ていたからかもしれない。
(森義隆監督の映画「ひゃくはち」。この作品は青春部活映画の佳作であり、映画では京浜高校となっているが、おそらく横浜高校野球部が舞台。)
今日現在、8月の走行距離、168キロ。

そして、勉強。
ともかく、勉強したいと思った。
ファンとは何か?をもっともっと突き詰めたい。

勉強したいと思った要因の1つは、自分とほぼ同じ考えを共有している仲間の存在が、確認できたらかだ。

一人は、昨年までブックオフオンライン株式会社取締役を務めた河野武氏。
もうひとりは、先日、会食したアジャイルメディア・ネットワーク株式会社代表の徳力基彦氏。
それぞれにお会いし、考えを聞き、これからのネットの行方を互いに確認した。
その答えは、‘ファンあるいはサポーターにあるということを企業がいかに早く気付き、一歩ふみだせるか’だ。

お二方に出会うまで、時々、広いネットの海原でなんだか独り言のように、「ファンサイト、ファンサイト」とまるで、念仏のようにただ唱えているだけではないかと不安に駆られたことも度々あった。
でも、河野氏、徳力氏とお会いし、ひとりで戦っているわけではないことを知った。
いまは、確かな仲間、同志がいる。
これまで唱えてきた「ファンサイト」という考え方は間違っていない。
そう、確信した。
だから、多くの企業の方々に、もっともっとわかり易く丁寧に話せるようになりたい。
兎も角も、ガシガシと関係する本を読んでいる。

追伸
もとより、成果など求めているわけではないが、それでも気が付けば、この夏、体重が4キロほど落ちていた。

【今週のアンケートです】
教えて下さい。
あなたの、この夏の満足度は?

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【先週のアンケート結果です】
教えて下さい。
あなたは、いま人生のどの季節にいますか?

a.青春の季節16歳ころ〜30代前半———— 9.3%

b.朱夏前半の季節は、30代前半〜40代後半—- 34.4%

c.朱夏後半の季節は、40代後半〜50代後半—- 31.3%

d.白秋の季節は、50代後半〜60代後半——– 20.0%

e.玄冬の季節は、60代後半〜—————- 3.1%

ファンサイト通信は、名刺を交換した方や、面識のある方々にお送りしていますが、その方々の年齢までは、確認していませんでした。
これが、ファンサイト通信の読者層なんですね。

ご協力ありがとうございました。

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