第554号『十戒』

【リリィの寝顔】
【リリィの寝顔】

子猫のリリィが我が家に来て、早いもので2ヶ月が過ぎようとしている。

激しくやんちゃである。
そして、よく食べる。

飛び跳ねる、特に寝入り際、ボクのベットの上が運動場に早変わりする。
さらに、買い物かごを置いて、ほんのわずか、目を離した隙に肉の入ったビニー
ル袋が食いちぎられ、危うく、肉をかっ攫われそうになった。

リズはもっとおしとやかだった、とか、食事がきれいだったとか・・・
比べるつもりはないのだが、昨年亡くなった愛猫、リズとついつい比べてしまう。

生きている個体は、それぞれに違いがある。
それを、個性と呼ぶ。
それは、決して比べることのできるものではなく、そのありようをそのまま認め
るのが良いと、本当に思っている。

だから、改めて自分に対する戒めとして記する。

これは、ノルウェーのMrit Teigenというブリーダーが買い主に渡している
「ペットから主人への10のお願い」である。
ペットとして飼われることとなった動物と人間との望ましい関係を、人間に語り
かけるという形式で訴えている。

ペットの十戒

1.私の一生はだいたい10年から15年。あなたと離れるのが一番つらいことです。
どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しい。

2.あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しい。

3.私を信頼して欲しい、それが私の幸せなのだから。

4.私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで欲しい。あなたには他に
やる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなた
しかいないから。

5.話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は届いているから。

6.あなたがどんな風に私に接したか、私はそれを全て覚えていることを知って欲しい。

7.私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しい。私は鋭い歯であなたを傷
つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めていることを。

8.私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、
私が何かで苦しんでいないか考えて欲しい。もしかしたら、食事に問題があるかもし
れないし、長い間日に照らされているかもしれない。それか、もう体が老いて、弱って
きているのかもしれないと。

9.私が年を取っても、私の世話をして欲しい。あなたもまた同じように年を取るのだから。

10.最後のその時まで一緒にいて欲しい。言わないで欲しい、「もう見てはいられない。」、
「居た堪れない。」などと。あなたが隣にいてくれることが私を幸せにするのだから。
忘れないで下さい、私はあなたを愛しています。

リリィ、君と生きていこう。

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