ファンサイトの大切な得意先の一つ、明光義塾。
現在、全国2100教室以上。
日本最大規模の個人指導専門塾である。
その運営母体である株式会社明光ネットワークジャパンのプロモーション部と、
一昨年から「メイコミュ」というコミュニティサイトでの運用に関わっている。
プロモーション部は、明光義塾のブランド開発から、イベント・広告などの認知
促進まで、守備範囲の広いコミュニケーション活動を行っている。
昨年暮れ、プロモーション部から相談があった。
塾講師募集のための施作として、きちんとした映像を作りたい、と。
塾にとって、生徒と講師はクルマの両輪である。
生徒がいなければ立ち行かない。
そして、その生徒を指導する先生がいなければ、これまた成立しない。
しかし、講師業は見た目ほど柔な仕事ではない。
事前の準備や採点から報告書作りなど、やるべきことは、教えるだけにとどまら
ない。
少し穿った見方をすれば、割に合わない。
そんな声も聴こえてくる中で、いかにしてその魅力を伝えるか。
そして出てきたアイデアは、講師に直接訊ねるというもの。
明光義塾の講師に呼びかけた。
日々、生徒と向き合って感じたことを。
苦しかった、悲しかった、嬉しかった、そんな交々を教えて欲しい。
この「講師感動エピソードコンテスト」としての呼びかけから、僅か1ヶ月で集ま
ったエピソードの数956。
凄い数だ。
先生にはその数だけの物語があった。
胸に迫るものがあった。
その想いの丈は、誰かと共有したかったエピソードに違いない。
今回、この実話を元に映像化した。
そしてショートフィルム「おしえるしごと、おそわるしごと」が遂に完成した。
実はこの仕事を通してボクは、もう一つ感動したことがある。
それは、明光プロモーション部の面々の熱と頑張りだ。
このプロジェクトが立ち上がり、完成するまでの間、上司への交渉、関係部門へ
の手配、撮影現場での確認など、山のような作業に追われていた。
4月5日、京王プラザホテルにて956作品の中から選ばれた優秀作の表彰式が行わ
れた。
この日も、プロモーション部のメンバーは黒子に徹し、式の流れを滞ることなく
黙々と進めていた。
ふと、プロモーション部のメンバーにも賞があればいいのにと思った。
やらさせられているのではなく、どうしても伝えたい、それをカタチにするんだ
という熱。
仕事を楽しむとは、まさにこうした熱であり、共に作り上げていく喜びの共有。
この達成感こそが、最高の賞ではないかと思った。
塾講師募集のためのショートフィルム「おしえるしごと、おそわるしごと」が、
AllAbout news dig 事情ツウたちの時事コラムで取り上げられた。
ご高覧いただければ幸甚です。