第616号『お楽しみはこれからだ』

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【愛用のランニングシューズ】

ここ数日、まともに身体を動かしていない。

毎年恒例の人間ドックでの検診やら、海外からの来客があり、なんとなくバタバタしていた。
加えて、先月開催された「国際トライアスロンシリーズ横浜大会」もなんとか完走できた。
こうした流れで、身体がお休みモードになっているのだろう。

すると、身体とは裏腹に、なぜか気持ちだけがムズムズしだす。
でも、こんな時こそ、あまり焦らないほうがいい。

元来貧乏性な性分なのか、練習をさぼっているように感じ、やらないことで自責の念にかられ、
結果、やり過ぎて怪我をする事態になったりしたことも、かつてはあった。

どうにも、バランスをとることは難しい。

経験に則れば、どうしても遣りたいとの思いが心の中から溢れ出たら、自然に身体が動き出す
はずだ。
それまで、少し我慢する。

その我慢の時間を、次のレースやトレーニングの計画にあててみる。

すると、次のレースでは何を実現したいのかを考える余裕のようなものが生まれる。

それは、例えば、単にタイムを縮めるための取り組みといったことばかりではなく、より美し
い泳ぎ方や走り方を身に付けて、完走してみたいという願望だったりする。

これまで慣れ親しんだ身動きを矯正する作業は、苦痛も伴う。

それでも、結果として正しいフォームを身に付けることで、怪我を回避できたり、同じ労力で
より楽に移動することが出来るようになる。
そして、何よりも、トライアスロンというスポーツを長く楽しむことができる。

筋力や体力は年々歳々衰える。
それは、誰にも止めることは出来ない。
そうした事実を自覚した上で、出来ることを探し、実行する。

予定では、あと20年は続けるつもりだ。

まだまだ、道のりは長い。
自分と会話しながら、ゆっくりとじっくりと続けられる方法で。
これからが、本当のお楽しみの時間だ。

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