【愛車隆星2号】
時々、ゴルフはやるのかと聞かれる。
商売の上でも、ゴルフコースでの会話がとても有益な展開に繋がるのだ、と。
だから、遅くはないからやってみてはと、先輩や知人から誘われたことも一度や二度では
ない。
ボクはその度に、「若いころ二三度、トライしてみたのですが、どうも性に合わず、それ
以来ゴルフのたしなみがなくて・・・」とお応する。
幸い、ボクに声をかけてくれるゴルフ好きには、それ以上無用な無理強いをするような
野暮はひとりもいない。
20代や30代のころであれば、あれやこれやと、いろいろ試してみることもあると思う。
でも、今、たくさんのことはできない。
これは事実である。
だから、限りある時間とエネルギーの使い方を考えてみる。
そして、人生には優先順位というものが必要だと感じた。
少し乱暴なもの言いになるが、「みんなにいい顔をすることはできない」ということだ。
もし、みんなにいい顔をするがための人生を送るとどうなるか。
間違いなく焦点の欠いた、自分以外のなにかに振り回されるものになるだろう。
このことは、仕事のありかたでも、余暇の時間の使い方でも同じことだと思う。
例えば、10人にプレゼンし、10人全員に気に入られるように振る舞うことはできない。
ボクは、それほど器用ではないし、そんな力も技もない。
でも、腹を割り、理解し、相思相愛の仲で仕事ができるお客様は10人のなかの1人か2人は
必ずいる。
であれば、その人とトコトン付き合えばいい。
余暇の時間もそうだ。
泳ぎ、自転車を漕ぎ、走る。
ボクの趣味、トライアスロンのレースのスタートラインに立つためには、トレーニングに
集中する時間が必要だ。
そして練習後、家でうまい飯を食う。
もはや、多くのことはできない。
だからこそ、自らの明確な指針を掲げ、辛抱強く楽しく貫きたい。