第665号『ブランドの育て方』

IMG_7139s【ニセモノ】

例えば、三菱自動車やフォルクスワーゲンはデータを改ざんし、偽りの高性能さを装った。
例えば、東芝は決算をいじり、見せかけの売上好調を装った。
例えば、安倍政権は憲法をいじることは争点ではないと言いながら、これまで、
二度の選挙のあと、トリッキーな手法で引っ掻き回してきた。
二度あることは三度あるだろう。

ともあれ、こうして信頼は失墜した。

では、例えば信頼を得るためにはどんなふうにするか?

納品の日を決めたら、その期日をきちんと守る。
ギャラを決めたら、それをきちんと払う。
待ち合わせの時間を決めたら、少なくとも5分前には到着する。
飲みに行こうと約束したら、喜び勇んで飲みに行く。(笑

事の大小の問題ではなく約束を守ること。

人はひとりでは生きていけない。
お互いに協力し、助けあわなければ生きてはいけない。
この事実は、今も昔も普遍である。
 
そして、この助け合いの中で最も大切なものはなにか。
それは、信頼関係。
あの人なら信用できる、あの人なら間違いない、だから応援しようと。
逆に、あの人は信用出来ない、あの人の言うことはあてにならない、となったら
どうなるか。
その結果は哀れなものになることは、火を見るよりも明らかだ。
 
信頼関係は仕事の上でも、友だち関係でも、家族、夫婦、恋人同士でもなにより
大切なことだ。
自分が周りから信頼されるということは、人生が幸せなものになるための最も重要
な要素でもある。

その人を根本的に信じられるかどうかは、その人の言葉だけではない。
その人が普段から、言ったことをきちんと実行しているかどうかということ。

言ったことや、やると約束したことを守れているかどうか。
当たり前のことだが、これが難しい。
 
僕たちは相手との約束を自分の都合でいい加減にしたり、ないがしろにしたり
してしまいがちだ。
そして、言い訳をし、相手からの信用を失ってしまうことが多々ある。

約束を守るということはとてもむずかしい。
言うは易く行うは難し、である。
それでも、これを心がけていくと信頼(=約束を守る)という財産になる。

それを僕はブランドと呼ぶ。

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