誰しも夢をいだいたことがあるでしょう。
夢を追い続けている人もいるでしょうし、人生の過程で夢のなかみを替える人、
大切な人の夢を一緒にかなえたいと思っている人もいるでしょう。
自らの人生だけでは時間が足りず、後世に夢を託すこともあるでしょう。
「夢」ってなんなのでしょう。
子供の頃の夢、おぼえていますか?
夢の代名詞である「ディズニー」(=Walt Disney)は、
夢を実現する過程で、最初に設立したLaugh O’Gram Studio社を倒産させています。
制作に没頭するあまりに、経営(資金繰)がうまく立ち行かなくなったのです。
その後、実兄と設立したディズニー・ブラザーズ社は、
アメリカでも屈指のアニメ製作会社に成長しますが、
ユニバーサル社とのトラブルにより、自社キャラクターと社員を失い、
倒産寸前にまで追い込まれたのは、あまりに有名な話です。
夢だけでは、食べていけないのでしょうか。
The Walt Disney Companyの基本経営理念は
・皮肉な考え方は許されない。
・一貫性と細部にあくまでもこだわる。
・創造力、夢、想像力を活かして絶えず進歩する。
・ディズニーの「魔法」のイメージを徹底的に管理し、守る。
・「何百万人という人々を幸せにし」、
「健全なアメリカの価値観」を讃え、育み、広める
です。
その中心には「夢」があります。
夢を追い求めるがあまりに現実社会において物事がうまく進まなくなっても、
理想を追い求めつづけた創業者の姿勢が、いまなお紡がれ絶えず進歩しているのです。
ふりかえると、働いてお金をもらうようになるまでは、「夢」がありました。
やがて、上司の機嫌や決裁をとることに追われ、目の前にある利益や生活に追われ、
不確かな将来への貯蓄のために時間を費やすようになりました。
息のできないような満員電車に揺られ、それが現実だと感じるようになりました。
夢なんてない現実社会を生きているという感覚がありました。
でもそれは感じ方の問題です。
つらい経験も、つまらない日常も、「夢」をいだく人にとっては、夢の続きです。
叶えるための準備です。
子供たちに夢を与える職業の友人が、
自分の目標達成のために苦しんでいる姿を目の当たりにすることもあります。
夢にやぶれた友人が、新たな夢に向かって弛まなく歩んでいます。
自分自身も何かを成し遂げられなくて、もがくこともあります。
夢があるが故に、人は、一喜一憂し、
喜怒哀楽というHAPPINESSがそこにあると、思えるのです。
夢の続きが始まる月曜日。
われわれ大人が夢を持たずに、次の世代に「夢をもて。」なんて言えません。
40歳になっても50歳になっても60歳になっても・・・。
夢をもって働きたいものです。夢で食べていきたいものです。
「夢の続きを始めよう。」
大好きな邦画のキャッチコピーを思い出しました。