第18回 『韓国ソウルの話 第3弾! ぶらぶら散歩』

 10月30日の日曜日、朝食後に、ホテルから出て、ぶらぶらと散歩しました。

 建て替え中のソウル市庁の先に、韓国の5大王宮の一つ、徳寿宮(トクスグン)があり、高層ビルに取り囲まれながらも一種のオアシスのように緑が目立ちます。徳寿宮は元々は朝鮮時代の王族が住んでいた邸宅でしたが、朝鮮時代中期、豊臣秀吉により壬辰倭乱が起こり、ソウルのほとんどの宮殿が破壊され、そのときに臨時に王の居所がここに移されたのです。以来、宮殿としての性格を持つようになりました。石段に彫られた奇妙な像が出迎えてくれ、木々が色付き、秋の気分を満喫しました。
 その中で面白いことを教えてもらいました。慣習として、伝統的な韓国の建物の前には、木を植えないそうです。何故でしょう。庭を表す「口」という字に、「木」の字を合わせると、「困」という字になります。風水の考え方から、韓国では伝統的な韓国の建物の前には木を植えないそうです。

▽久しぶりと挨拶された
久しぶりと挨拶された

▽徳寿宮
徳寿宮

徳寿宮の裏口から抜け、教会やロシア大使館前の緩やかな坂を登ると学校教育を解説している博物館の建物に入り込みました。隣は高層の専門学校です。建物の前の広場は綺麗に整備されています。気付くと黒の盛装スーツに黒の山高帽を被った紳士が両手を広げ、肩から上に手を挙げて指で数えるように歩いていました。ジッと観察していると同じ動作を繰り返しています。広場の端から端を、行ったり来たりです。近寄って、近づいてくるのを待っていると「アニュハセヨ」と挨拶され、慌てて挨拶を返しました。変な人ではありません。近くにいた学生さんに、あの人は何をしているのかを聞いてみました。結婚式に出て、スピーチをするのに心を落ちつけるために、単純な運動を繰り返している人と思えたのですが、「運動!」という答えでした。韓国は健康ブームでチョットの時間があると運動をするそうです。どんな格好であっても、自分が続けられるスタイルで運動を行う、驚きました。

▽奇妙な健康体操「歩く」
奇妙な健康体操「歩く」

 ソウル駅に足を延ばしました。旧ソウル駅は東京帝国大学教授の塚本靖が設計し、1925年に当時の地名から「京城(けいじょう)駅」として竣工しました。独立後の1947年に「ソウル駅」と改称され、現在は文化財として保存されています。建築家が東京駅を設計した辰野金吾の弟子だったので、建物の雰囲気が似ています。そのソウル駅で向かえてくれた銅像は「姜宇奎(カン・ウギュ)」像です。1919年9月2日に当時の朝鮮総督に爆弾を投げた独立運動家で、暗殺に失敗したものの、日本人官僚ら37人が犠牲になりました。姜宇奎は翌年11月29日にソウル・西大門刑務所で処刑されましたが、1962年に建国勲章大韓民国章を授与されています。銅像は高さ4m90cm、台座1m25cm、彫刻家シム・ジョンス氏が制作し、韓服のコート「トゥルマギ」姿で、爆弾を投げようとしています。

▽英雄
英雄

 旧ソウル駅は現在、博物館・美術館として維持されています。昔の衣料などの展示と現在アートの組合せがあり、楽しく観賞しました。現在の駅にも行きました。ヨーロッパスタイルで改札口は無く、勝手にホームまで降りることが出来ました。私は決して“鉄男”ではありませんが、ホームまで降りると韓国の新幹線KTXの先頭車両や特急列車セマウル号の先頭車両を写真で撮ってしまいました。

▽駅の中は博物館
駅の中は博物館

▽二人旅
二人旅

▽開放的な駅舎とホーム
開放的な駅舎とホーム

▽憧れのKTX
憧れのKTX

 ソウル駅からタクシーに乗って韓国国立中央博物館に行きました。お腹が空いて、お腹が空いて、もう14時を過ぎています。博物館の食堂に行き、味噌味仕立てのビビンパブを注文しました。混ぜて混ぜて、しっかり混ぜて食べると美味でした。

▽国立中央博物館のランチ
国立中央博物館のランチ

▽混ぜて混ぜておいしく
混ぜて混ぜておいしく

▽懐かしき夜店
懐かしき夜店

▽懐かしき夜店饅頭
懐かしき夜店饅頭

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