第1059号『能を観た』

先日、機会がありGINZA SIX 地下3階にある観世能楽堂にて、能の「船弁慶」を観た。銀座におけるインバウンドのメッカのような商業施設の地下に、見事な能楽堂があることは、あまり知られていない。この「船弁慶」、義経が兄頼

第1058号『孫娘と話していて思い出したこと』

先日、郷里の友人がトウモロコシを送ってくれた。このトウモロコシ、とてつもなく美味い。ただ甘いだけではなく味わいに凛とした趣を感じる。その理由は、標高750メートルの高原、南八甲田沖揚平(おきあげだいら)で栽培されているか

第1057号『八景島トライアスロン2024、無事完走。』

週末、トライアスロンレースに出場した。9月29日(日)住まいからほど近い、横浜市金沢区にある八景島シーパラダイスとその周辺で開催された『八景島トライアスロンフェステバル2024』。そして、昨年に続き、今年のレースも無事完

第1056号『「私の馬」を読んだ』

息子たちがまだ小さな頃、よくキャッチボールをして遊んだ。力も弱くあらぬ方向にボールを投げていたのが、徐々に上手くなり、そして、いつの間にか僕よりも速くなり、遠くへ投げることもできるようになった。 キャッチボールは、相手の

第1055号『鄙(むら)の形』

ここのところ、頻繁にコメ不足や価格高騰のニュースが報じられている。さらに、国力の衰えという文脈で、農業(食料保障の確保)の衰退が危惧されるとも語られていた。 2018年まで続いた政府の減反政策もあって、休耕地や耕作放置地

第1054号『「オリジナル」とか「クリエイティブ」とは』

夏になる前、ベンチャー企業経営者や、もの創りに取り組んでいる数名の若い衆と酒を酌み交わした。少し酔った勢もあってか議論になった。そして、僕自身「オリジナル」とか、「クリエイティブ」といった言葉の意味を、これまで随分とゆる

第1053号『記憶の扉を開くスイッチ』

脳内の奥に折り畳まれた記憶が、ひょんなきっかけで開くことがある。記憶の扉を開くスイッチ。それは、匂いや音や場所と連動していることが多い。例えば、洗濯の柔軟剤の蓋を開けた瞬間、その香りで10数年前に訪れたロスアンゼルス国際

第1052号『居酒屋考』

気がつけば、2011年の春、浜町から横浜に事務所と住まいを移して干支を一周りした。それゆえ横浜での飲食は、もっぱら関内から野毛あたりの街場になることが多い。横浜駅から、一駅二駅過ぎたエリアが守備範囲である。理由は、横浜駅

第1051号『捨てられないモノたちとの物語』

人生も後半戦、できるだけ必要最小限のモノだけで暮らしたいと考えている。だから、思いつくたびに(実施規模の大小はあるが)、断捨離をしている。 衣類や靴はもちろんのこと、重たい椅子や棚やテーブルなどは処分し、一人でも移動する

第1050号『わが街』

集合住宅の、長期修繕委員会メンバーに選ばれて2年が経つ。もちろん、あれやこれやと面倒なこともあるが、自分たちの住まいや街を俯瞰して見ることができ、普段の生活では思いもつかない10年後20年後の在りかたが垣間見えたりもする