第662号『鈍刀を磨く』

【あじさいの季節】 2つ程、夏前には動き出すはずの新規プロジェクトが止まったままだ。 動かない原因はどこにあるのかと考えているうちに、自分の欠点ばかりが目についてくる。 なぜ、スパっと仕切れないのか。 まるで、鈍った刀の

第661号『わが街』

【シーサイドタウン】 制作室(アトリエ)として使っている作業場は、横浜市金沢区にある。 二十数年前、住宅として購入したものだ。 駅から徒歩15分ほどの距離であるが、海に近く緑も多い。 近くにスーパーもコンビニもあり、目利

第660号『レースで感じたこと-その3(最終回)』

【レースナンバー7101】 「世界トライアスロン選手権横浜大会」は、エリート(プロ選手)とエイジ(一般参加選手)の2つの部門に分かれて競技が行われる。 エリートに参加する選手たちは、ゴールドコースト(オーストラリア)・ケ

第659号『レースで感じたこと-その2』

【自転車用ヘルメット】 昨年、一昨年とスイムで躓いた。 100メールほど泳いだところで、なぜか突然、心拍数が高くなり、過呼吸ぎみになる。 胸が締め付けられ息苦しくなり、そして恐怖心に襲われる。 こうなると、もう泳げる状態

第658号『レースで感じたこと-その1』

【スイムキャップとゴーグル】 「世界トライアスロンシリーズ横浜大会」に出た。 最近、ボクも含め中高年のトライアスロン熱が尋常ではないと感じている。 会場に集った同年代のアスリートたちをみていて、このスポーツに対する静かで

第657号『映画三昧』

【映画パンフレット】 このGWは、アカデミー賞にからむ3作品の映画を楽しんだ。 4月29日 レニー・アブラハムソン監督作品『ルーム』 第88回アカデミー賞:主演女優賞  原作となった「部屋」は今回脚本も手がけたエマ・ドナ

第656号『4月は惜別と再会の月』

【弘前城の桜】 4月は惜別と再会の月だ。 9年前の4月8日、母は自宅で息を引き取った。 朝、同居している妹が起こしに行くと、普段と変わらず眠っているかのように、それはそれは、綺麗で静かな最後だったと教えてくれた。 4年前

第655号『身体を輪切りにして覗いた』

【CDに収められたボクの身体】 先週、初めてMRIでの検査を体験した。 MRI(磁気共鳴画像)は、磁気の力を利用して身体の臓器や血管を撮影する検査方法である。 簡単に言えば、それぞれの部位を輪切りに撮影し、身体の中身を可

第654号『再び新聞を取ったわけ』

【朝刊と夕刊】 5年ぶりで新聞を取った。 ネットでの電子新聞ではなく、紙に刷られたニュースペーパーを、である。 横浜へアトリエを移したのを機に、新聞購読を止めた。 現在進行形の情報なら、ヤフー・ニュースでほぼカバーできる

第653号『スタートラインに立つために』

【隆星3号】 先日開催された、第3回横浜マラソンに友人Y氏が参戦した。 この大会、都市型マラソンとして東京マラソンについで人気がある。 応募者が多く、残念ながらボクは抽選でハズレ、参加できなかったが、この冬、 練習量も少