第523号『しなやかに』

6月も残すところ数日。 一年の半分が終わったということだ。 改めて、年始にたてた目標を読み返してみる。 あらあら、なんと、なに1つ達成出来ていないではないか。 焦る、焦る。 時が過ぎて行くのがあまりに早くて。 しかし、そ

第522号『臨機応変に』

ここのところ、立て続けにプロジェクト会議に参加する機会があった。 そして、気がついたことがある。 出席しているメンバーのほどんどが30代を中心に、20代から40代前半の方々なのだ。 当たり前といえば、当たり前である。 こ

第521号『言い訳』

一年ぶりの人間ドックである。 姑息とは分かっているが、酒を抜いた。 一週間前、思いもよらず風邪に罹り、その流れでプラス3日、計10日も飲まずにいた。 ここ数年、いや、十年以上こんなにも体内に上善たる液体を入れずにいたこと

第520号『妄想』

高熱、咳、鼻水と三拍子そろった典型的な風邪である。 しかも今年2月、4月、そして6月と3度目である。 それにしても、今年はよく風邪に罹る。 これまで、風邪などめったにひくこともなかったのに。 今回の風邪の理由、いくつか考

第519号『大学という装置』

ご縁がつながり、この4月から美術系大学で、週一回講義をしている。 内容はウェブ制作に関連するもので、受講生は3年生、40名ほどのクラスである。 いま時の学生たちの印象は、予想に反して真面目かつ優秀である。 午後1時20分

第518号『カリフォルニア・ドールズ』

憂鬱である。 消費税や法人税などの納付が今月末に迫っている。 とりわけ、消費税は国から一時預かっているお金だから即刻納めるのは当然のことである。 しかし、である。 零細企業のおやじの身としては、三桁を超える額を、一遍に支

第517号『香りの記憶』

日曜日、前日の雨も上がり、すっきりとした空が広がる。 そろそろ準備しなければ。 恒例の山中湖ロードレースが迫っている。 4月、法事が重なり、ほとんど走ることが出来なかった。 トレーニングをしない期間が長くなると、手足がう

第516号『五月の空色』

ブルーなGWであった。 4月2日、11年間とも過ごした猫、リズが亡くなり、11日には父が逝った。 僕は思い知った。 それが自分自身のことであれ他人ごとであれ、人の悲しみのなかに入り込むことは出来ない。 何もしたくないし、

第515号『今年のGWは』

毎年、映画100本と本100冊のノルマを決めて観、読むことにしている。 ただ毎年のことであるが、映画のノルマ達成に比べると、読書は半分もいかないことが多い。 今年は現在のところ26冊目。 30冊以上読んでいないと100冊

第514号『父の死』

悲しみは続く。 先週の木曜日朝、妹からの電話。 早朝の電話は、災い事であることが多い。 父が昏睡状態で、地元の基幹病院に緊急入院した。 妹から、いま、担当医から人工呼吸器を付けるかどうかの決断をして欲しいと言われ たが、