第1029号『あんこを作ってみた。』

歳を重ねて一番変わったものは、味覚かもしれない。例えば、刺身が以前のように美味しく感じない。なんだか生臭く、食感も、ぬるりとした舌触りが苦手だ。だから、魚は焼き魚にして食べる機会が増えた。さらに言えば、甘味。以前は酒の旨

第1028号『70歳までにやっててよかったこと』

先日、かつて勤めていた会社の後輩と食事をする機会があった。僕が40代後半、彼は20代半ばでの出会いだった。仕事のこと、家庭のこと、最近なんとなく考えていることなど取り留めもない話をした。時が経ち、気がつけば50代になって

第1027号『僕が学びで得たこと』

「グィーンと水に乗って進んでいる」。はじめての気分だった。「これだな!」と、ようやく掴めたように感じた。先日、プールでの出来事だ。 水泳が上手くなりたい。この思いを抱いて、数年になる。まずは、言い訳のような前置きをお許し

第1026号『古きに学ぶ』

こんな日にやめてくれ!と、叫びたい気持ちになった。2024年の幕開け元日、能登半島で最大震度7の地震が起きた。言祝ぐ日に、人々の暮らしを一変させた。 さかのぼること800年余。鎌倉時代に天変地異について記された書物がある

第1025号『新年のメッセージ』

2024年辰年。新春早々、辛く悲しい出来事が重なる。そして僕は、6度目の歳男を迎えた。先週、横浜で一番古いお寺、弘明寺に参拝した。みくじを引くも「凶」。幸先がすこぶる悪い。こんなとき僕は、「吉」以上を引き当てるまでみくじ

第1024号『振り返りとToDoリスト』

12月も残すところ僅か。今年を振り返ってみた。辛嬉あるが、辛かったことと言えば、なんといっても1月2日(僕の誕生日)にやってしまった左足のアキレス腱断裂。手術から入院、そしてリハビリの数ヶ月間。これよりさらに辛かったのが

第1023号『がんばれ、J&B !』

本屋と蕎麦屋と映画館の質は、その街の民度を推し測る物差しである。その態で言えば、横浜伊勢佐木町には「有隣堂」があり、関内には「利久庵」があり、黄金町には「シネマ・ジャック&ベティ」がある。 伊勢佐木町、関内、野毛、日ノ出

第1022号『星と火とストーンズと』

週末、妻と旅にでかけた。行き先は、南房総市千倉。先月、愛猫リリーの腸にできた腫瘍が悪化し、亡くなった。4月以来続いていた看取りから開放された。その一方で、大きな喪失感に襲われた。気分を変えたかった。それならばと、小さな旅

第1021号『脳裏の底に沈んでいた古い記憶』

先日、お得意先の催事に参加するため、赤坂の鎮守の杜に出掛けた。11時から始まり、1時間ほどで終わった。続いて、隣接するザ・キャピトルホテル東急で昼食を兼ねた宴が用意されていたので移動する。ホテルのロビーに入り、ふと古い記

第1020号『コツは”あまり意識しない”こと』

1月にアキレス腱断裂で入院し、手術。その後退院してリハビリに励んできた。週に一度のリハビリ受診の他に、自宅ではストレッチと踵の上げ下げ運動もしてきた。5月に横浜で行われたトライアスロン大会に参加。制限時間残り1分40秒で