第443号『映画「モテキ」を観た』
週末、映画「モテキ」を観た。 倅、川村元気、企画・プロデュースの新作である。 正直、今回は外したかなと思った。 いや、もう少し正確に言えば、ツボ(面白さ)がよく判らなかったということか。 火曜日発表の映画ランキングをネッ
第442号『時流変化』
ファンサイトに、営業・企画を担当するメンバーが加入した。 川村大輔、1981年生まれ、30歳。 武蔵工大を卒業と同時に、ポッドキャストをベースに、イベントやウェブの企画・制作会社を起業。 6年間ドライブするも、離脱。 そ
第441号『掃除という名の修行』
アトリエのある横浜金沢区の集合住宅が、いま大補修工事の真っ最中である。 築30年を過ぎてはいるが、管理組合の尽力もあり、数年毎に外壁やベランダの塗装、その他、設備の保守・管理など、定期的に実施し、とても手入れの行き届いた
第440号『本牧ジャズ祭』
8月最後の日曜日、十数年ぶりに妻と友人の3人で「本牧ジャズ祭」に出かけた。 JR根岸線、根岸駅からバスに揺られること10分。 会場の本牧市民球場に近づくにつれ、ビートの効いた音と焼き肉の臭いが漂ってくる。 会場に入ると、
第439号『夏の終わりに』
夏は野心で始まり、後悔に終わる。 あれこれと成すべき項目を並べ、結局そのほとんどを成し遂げられないままに終わる。 これまで、ほとんどの夏をこうして過ごした。 それは、「したいこと」ではなく、「しなければならないこと」と思
第438号『朱夏の決意』
古来、中国では1年を5つに分けていた。 これを五行説といい、春、夏、秋、冬と四季の終わりの18日間に、それぞれ「土気(土用)」を設けていた。 曰く。 春を青春、夏を朱夏、秋は白秋、そして冬を玄冬と呼んだ。 以前、知人から
第437号『大人旅を楽しむコツ』
昨夜、電車のなかで会社の同僚と思しき二人が、明日から始まる夏休みのプランについて話をしていた。 僕は、7月のはじめに早々と夏休みをいただき、沖縄本島本部に旅した。 約1年ぶりの旅。 メンバーは、妻と妻の友だち2人、そして
第436号『原田芳雄のオーラ』
最も好きな役者のひとり、原田芳雄さんが亡くなった。 最近では、是枝裕和監督「歩いても歩いても」の老いた役も良かったが、やはり、黒木和雄監督の「祭りの準備」や藤田敏八監督の「野良猫ロック暴走集団71」での、ギラリと刺すよう
第435号『意地悪』
仕事でメールを頻繁に遣り取りする。 最近、お付き合いをはじめた担当の方からのメールに、なんとなく違和感を覚えた。 毎回、メールの行間から、どす黒く、ドロリとした液体が滲み出ているような気分になる。 あっ、そうかと思った。
第434号『日和』
居心地のよい居酒屋を見つけることは、何も言わずとも、分かりあえる友と出会うことと同じくらい難しい。 神田小川町にある居酒屋「日和」に通い始めて10年と少し。 カウンター越しに、寡黙な大将と、気さくで気遣いのある女将さんが