第393号『困難ではあるが不可能ではない』

毎月1回、ファンサイト浜町アトリエで開催する「らーぷのスタイリッシュダイニング」で、半年ぶりに「株式会社麦わら農場」の代表、青木理沙さんと再会した。 青木さんは現在、千葉県多古町で無農薬・無化学肥料の野菜を生産しながら、

第392号『これが飲みたかった』

この夏休み、友人に誘われ仙台に遊びに行った。 彼が住む、多賀城市は仙台駅から仙石線で30分ほどのところにある。 七夕を観て、松島まで遊覧船に乗り、岩牡蠣を食らい、「一の蔵」を飲み、海鞘を食らい、「四季の松島」を飲み、牛タ

第391号『ねぷた太鼓』

9年前、2001年7月12日早朝。 弟が永眠した。 脳腫瘍と闘かった3年間だった。 長男である私の代わりに家業を継ぎ、地元の商工会や、ねぷた祭りの運営の先頭に立って動いていた。 誰からも信頼されていた。 帰省したときなど

第390号『嬉しい事件』

些細なことであれ、何か楽しそうにしている人たちがいると、なぜ楽しいのか知りたくなる。 去年12月にスタートしたandparty(アンドパーティ)は、現在、お料理教室を主催する30数名の先生(パーティマイスター)とその生徒

第389号『捨て耳効果』

お客様から「スタッフのみなさん、いつも挨拶や電話の応対がいいですね」とお褒めの言葉をいただくことがある。 この一言は、なによりもうれしい。 ひとり一人、抱えているプロジェクトも多い。 達成しなければならない目標や、日々の

第388号『キルギス共和国って?』

リウマチと前向きに闘う人を応援しよう。 「リウマチファンサイト」は、財団法人・日本リウマチ財団「平成17年度・ノバルティス・リウマチ医学賞」を受賞され、現在、東京医科大学医学総合研究所教授、中島利博先生の呼びかけに賛同し

第387号『企業ウェブサイトの行方』

無人駅の駅前にお店を出したり、看板を立てても意味がない。 そもそも、一日の乗降客が十数人規模ではどうにも話しにならない。 ところが、近くに集合住宅地が開発されマンションや一戸建て住宅が建ち並び、数万人規模の町が形成され、

第386号『わかりにくいということ』

わかりにくいということは、必ずしも悪いことではない。 1980年代、池袋西武百貨店にあった西武美術館は、現代美術の聖地といっても過言ではなかった。 そこでは、例えば、脂肪・蜜蝋・フェルトなど独特な素材を用いたドイツの作家

第385号『日記の効用』

かれこれ、日記を付けはじめて10年になる。 今年も、ほぼ中盤にさしかかり、これまでの日々を読み返してみた。 例えば、数日前の日記(一部)でこんなことを書いた。 ————&#

第384号 『告白』

映画『告白』を観た。 エンドロールが終わり、場内が明るくなり、ほんの数秒、誰ひとり席を立つものがいない。 「うーん・・・」という低い吐息が隣の席から、漏れ聞こえた。 不景気、リストラ、いじめ、幼児虐待、こんな時代だから、